「カツオは春と秋が旬」とよく言われます。
確かに日本近海では、春に“初ガツオ”、秋に“戻りガツオ”として流通し、食卓でも人気です。
しかし、春と秋の間にあたる夏や、魚の動きが鈍る冬には、カツオは一体どこにいるのでしょうか?
今回は、カツオの1年を通じた回遊ルートと、夏・冬の行動パターンや居場所についてわかりやすく解説します。
✅ 目次
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カツオの基本情報と特徴
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春(3〜5月)のカツオの動き:初ガツオ
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秋(9〜11月)の戻りガツオ
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【注目】夏(6〜8月)のカツオはどこに?
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【謎多き】冬(12〜2月)のカツオの居場所
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まとめ:カツオは一年中、海を旅している魚だった!
1. カツオの基本情報と特徴
・分類:サバ科カツオ属
・最大体長:約80cm前後
・生態:高水温帯を好む回遊魚
・主食:小魚、イカ、甲殻類など
・群れで行動し、黒潮に沿って南北を移動
2. 春(3〜5月):初ガツオの北上回遊
・南方(フィリピン〜沖縄近海)で越冬したカツオが、黒潮に乗って日本列島を北上
・3月:鹿児島・宮崎沖
・4月:高知沖〜紀伊半島沖
・5月:静岡・相模湾・房総沖へ
この時期のカツオは「脂が少なくあっさり」しており、初ガツオと呼ばれて人気です。
3. 秋(9〜11月):戻りガツオの南下回遊
・夏に北の三陸沖付近まで到達したカツオが、再び黒潮に沿って南下
・栄養を蓄えて脂がのり、「戻りガツオ」として市場に出回る
・秋の戻りガツオは、脂のり抜群で濃厚な味わい
4. 【注目】夏(6〜8月)のカツオはどこにいる?
春の北上、秋の南下の間にあたる夏。
実はカツオは東北沖〜三陸沖に滞在しています。
✔ カツオの夏の主な分布エリア
・三陸沖(岩手・宮城沖)
・房総半島沖〜常磐沖
・一部は北海道南部沖まで到達
✔ なぜ夏に北で滞在する?
・カツオは表層性で高水温を好む(20〜26℃が適温)
・夏になると三陸沖でも黒潮の影響で表層水温が上昇
・豊富なベイト(イワシ・キビナゴ・イカ類)を求めて北へ
夏の太平洋岸では、福島〜岩手沖が好ポイントとなり、漁獲のピークを迎えます。
釣りでも、東北沿岸や外房の沖釣りでカツオが狙える季節です。
5. 【謎多き】冬(12〜2月)のカツオはどこにいる?
冬になると、日本近海からカツオの姿が消えます。
それもそのはず、カツオは水温15℃以下の海域にはとどまれないためです。
✔ 冬のカツオの主な居場所
・フィリピン〜インドネシア付近の南方海域
・台湾・沖縄周辺〜南西諸島海域
・南太平洋(赤道周辺)を広範囲に回遊中
黒潮の源流にあたるフィリピン海プレート周辺に滞在して、翌年の春の北上に備え、エネルギーを蓄えています。
日本ではこの時期、ほとんど漁獲されないため、**カツオの“オフシーズン”**となります。
6. まとめ:夏と冬のカツオも海の中でしっかり生きている!
| 季節 | カツオの行動 | 主な海域 |
|---|---|---|
| 春 | 北上開始・初ガツオ | 九州〜関東沿岸 |
| 夏 | 北で滞在・成長 | 三陸沖〜北海道南部 |
| 秋 | 南下開始・戻りガツオ | 東北〜関東沿岸 |
| 冬 | 南海域で越冬・体力回復 | フィリピン〜インドネシア周辺 |
実は夏には北の海でエサを追い、冬には南の海で力を蓄えるというサイクルで一年を過ごしています。
カツオの動きは黒潮の流れと密接に関係しており、地球規模で旅をする回遊魚であることがわかります。
釣り人にとっても、流通業者にとっても、食卓にとっても重要な存在であるカツオ。
年間の動きを理解して、より美味しく、より効率的に楽しんでみましょう!


