アジとサバは、日本人に最も親しまれている「二大大衆魚」。
スーパーの鮮魚コーナーでも、食卓でも、釣り場でもよく目にする魚ですが、あなたはその違いをしっかり説明できますか?
この記事では、見た目・味・栄養・旬・釣り方・調理法など多角的に比べて、アジとサバの違いをわかりやすく解説します。
【1】アジとサバの違いとは?
| 比較項目 | アジ | サバ |
|---|---|---|
| 分類 | アジ科マアジ属 | サバ科サバ属 |
| 体型 | 細長い楕円型、小型魚体 | やや太めで丸みある流線型 |
| 背中の模様 | 黄緑~青緑、模様なし | 青緑+黒い縞模様あり(マサバ) |
| 味わい | 上品で淡白、クセが少なく刺身向き | 脂が多く濃厚、焼きや味噌煮向き |
| 鮮度劣化 | 比較的ゆっくり | 非常に早い(足が早い) |
| 釣れる場所 | 防波堤、サビキ釣りで簡単に釣れる | 同上だが群れの回遊に左右されやすい |
| 旬の時期 | 春~初夏/秋 | 秋~冬(脂が乗る) |
| 栄養 | タンパク質・DHA・EPA豊富 | 同左+ビタミンB群が豊富 |
【2】アジの特徴と魅力
● 見た目の特徴
・体は細長く、背は青緑、腹は銀白色
・体側の中央に「ぜいご(硬いウロコの帯)」あり
● 味と用途
・クセのない淡白な白身で、刺身・たたき・フライに最適
・鮮度保持しやすいため流通もしやすい
● 釣りの楽しさ
・初心者でも簡単に釣れる魚の代表格
・サビキ釣りの入門魚
【3】サバの特徴と魅力
● 見た目の特徴
・背中は青く、黒い横縞が走る(特にマサバ)
・体高があり、ずんぐりとしたフォルム
● 味と用途
・脂が多く濃厚。塩焼き・味噌煮・しめサバで人気
・特に寒サバは脂乗り抜群で高評価
● 注意点
・アニサキスのリスクが高い魚の代表
・刺身で食べる際は冷凍処理が必要
【4】アジとサバの見分け方
特に釣った直後や鮮魚売り場で混乱しやすいので、以下のポイントを押さえておきましょう。
-
背中に縞模様がある→サバ
-
ぜいごがある→アジ
-
口元が鋭く小さい→アジ
-
全体的に太く丸い→サバ
【5】どちらが美味しい?好みに合わせた選び方
| シチュエーション | おすすめ |
|---|---|
| 刺身やなめろうが食べたい | アジ |
| 焼き魚や煮付けが食べたい | サバ |
| 子供にも安心して食べさせたい | アジ |
| ガッツリ脂のった魚が好き | サバ |
【6】釣り初心者にもおすすめのターゲット
アジもサバも、堤防からのサビキ釣りで手軽に狙える点は共通。
特に夕まずめ~夜の時間帯には、アジの群れが港に接岸しやすく、数釣りも可能。
ただし、サバは群れで回遊する性質が強く、「当たり日」「外れ日」の差が大きいので注意が必要です。
【7】まとめ:アジとサバ、どっちも魅力あり!
アジとサバは、見た目も味も性質も異なりますが、どちらも日本人の食卓に欠かせない存在です。
それぞれの特徴を知ることで、より美味しく・楽しく・安全に食べることができます。
釣り初心者の方にもおすすめなターゲットなので、ぜひ堤防で両方を狙ってみてください!


