アオリイカ釣りのエサと聞けば、多くの人が「やっぱり活きアジでしょ!」と答えるのではないでしょうか?元気に泳ぎ回る活きアジにアオリイカが抱きつく姿は、まさにアオリイカエギングの醍醐味ですよね。
しかし、活きアジの入手は意外と手間がかかるもの。釣具店での購入は開店時間に縛られ、釣り場への運搬も大変です。
そこで今回、ベテランアングラーの間で密かに語り継がれる**「冷凍アジでもアオリイカは十分に釣れる!」という事実**に迫ります。活きアジに劣らない釣果を出すための秘訣や、冷凍アジならではのメリット、そしておすすめの仕掛けまで、余すことなく解説していきましょう。
「活きアジが定番」は過去の話?冷凍アジでもアオリイカが釣れる理由
「冷凍アジで釣れるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、結論から言えば、冷凍アジでもアオリイカは釣れます! しかも、条件と使い方次第では、活きアジと遜色ない釣果を叩き出すことも可能です。
アオリイカがエサを認識する要素は、単に「生きているかどうか」だけではありません。
- 視覚:エサのシルエットや色、動き(死んでいても潮に乗って動く)
- 嗅覚(化学物質):エサから出る匂いや旨味成分
- 側線感覚:エサが発する波動(潮の流れで死んだアジも微細な波動を出す)
冷凍アジは、これらの要素をしっかりと持ち合わせているため、アオリイカの捕食本能を刺激することができるのです。特に、解凍時に出る「匂い」は、アオリイカにとって非常に重要な誘引要素となります。
冷凍アジ釣りのメリット・デメリット
冷凍アジを使うことで、活きアジにはない多くのメリットを享受できます。
メリット
- 入手のしやすさ:スーパーの鮮魚コーナーや釣具店で手軽に購入可能。事前に準備できるため、釣行時の時間に縛られない。
- 価格の安さ:活きアジに比べて非常に安価。コストを気にせず、数を気にせず使える。
- 持ち運びの便利さ:クーラーボックスに入れておけばOK。活きエサ用のブクブクやバッカンが不要。
- 手返しが良い:活きアジのように弱る心配がないため、エサの交換がスムーズ。
- 特定のアプローチが可能:活きアジではできない、遠投や深場へのアプローチが可能。
デメリット**:
- 鮮度管理が重要:解凍後の鮮度落ちが早く、すぐに使わないとエサとしての魅力が半減。
- 身持ちの悪さ:活きアジに比べて身が柔らかく、キャスト時に身切れしやすい。
- アピール力:泳ぎによるアピールは当然ないため、動かし方でカバーする必要がある。
冷凍アジで釣果を出すための「秘訣」と「仕掛け」
冷凍アジでアオリイカを狙うには、いくつかのコツと最適な仕掛けがあります。
秘訣その1:解凍と鮮度管理が命!
- 事前に解凍しない:釣行当日まで冷凍庫で保管。釣り場に着いてから、海水を張ったバッカンに入れ、少しずつ解凍するのが理想です。
- 半解凍で使う:完全にフニャフニャに解凍せず、少し硬さが残る「半解凍」状態で使うと、身持ちが良くキャスト時の身切れを防げます。
- 小出しに解凍:使う分だけ解凍し、残りはクーラーボックスでしっかり保管しましょう。一度解凍したものを再冷凍するのはNGです。
- 「塩締め」で身持ちUP:冷凍アジを解凍後、塩を振って軽く揉み、水分を抜いてから使うと、身が締まって身持ちが格段に良くなります。
秘訣その2:匂いと動きで誘う!
- 鮮度と匂い:鮮度が落ちると匂いも落ちます。新鮮なうちに使い切りましょう。
- 潮に乗せる:冷凍アジは自力で泳がないため、潮の流れに乗せて自然に漂わせる「流し釣り」が効果的です。
- シェイク・ステイ:ロッドを軽くシェイクしてアジを小刻みに動かし、誘いをかけたら数秒〜数十秒ステイ(止める)させ、アオリイカに抱きつく間を与えるのが基本です。
秘訣その3:最適な仕掛けを選ぶ!
冷凍アジを使ったアオリイカ釣りでは、主に「ヤエン釣り」と「ウキ釣り(泳がせ釣り)」が主流です。
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ヤエン釣り(スタンダード)
- 特徴:アジを投入後、イカが抱きついたらヤエン(アジを固定する針)をライン伝いに送り込み、イカを掛ける釣り方。
- 仕掛け:シンプルな泳がせ仕掛け(道糸、中通しオモリ、サルカン、ハリス、アジを固定する針やワイヤー)を使用。冷凍アジの場合、身持ちが良いように背掛けや鼻掛けよりも、アジをしっかり固定できるワイヤーやゴムを使うと良いでしょう。
- ポイント:アジが完全に沈んでから、底や潮の流れに乗せてゆっくり動かす。イカが抱きついてもすぐに合わせず、イカがアジをしっかり抱き込むのを待つのがコツ。
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ウキ釣り(泳がせ釣り)
- 特徴:電気ウキを使って、アジを一定の棚(水深)で漂わせる釣り方。夜釣りの定番。
- 仕掛け:電気ウキ、ウキ止め、シモリ玉、サルカン、ハリス、アジを固定する針やワイヤーなど。
- ポイント:狙う水深に合わせてタナを調整。夜間はアオリイカが浮いてくることもあるため、表層から中層を中心に探ると良いでしょう。
おすすめの冷凍アジ:活きアジに近いサイズを!
釣具店で売られているアジの冷凍パックや、スーパーで手に入るアジ(豆アジ〜小アジ)で十分です。アオリイカのサイズに合わせて、10cm〜15cm程度のものが使いやすいでしょう。
まとめ:冷凍アジを味方に、アオリイカ釣りの幅を広げよう!
アオリイカ釣りにおいて、活きアジが定番であることは間違いありません。
しかし、冷凍アジもアオリイカを誘う十分な要素を持ち合わせており、その汎用性と手軽さは大きな魅力です。
今回ご紹介した「解凍・鮮度管理の秘訣」と「最適な仕掛け」を実践すれば、あなたも冷凍アジで良型のアオリイカをゲットできるはずです。
活きアジが手に入らない時、コストを抑えたい時、そして新たな釣りのスタイルを試したい時、ぜひ冷凍アジをアオリイカ釣りの強力な味方として活用してみてください。
きっと、あなたの釣果の幅がグッと広がるはずですよ!


