■ ヒトデは「魚」ではない!実は棘皮動物(きょくひどうぶつ)
ヒトデという名前から「魚の仲間?」と誤解されがちですが、実は魚ではありません。
ヒトデは「棘皮動物門(きょくひどうぶつもん)」という分類に属します。
・ウニ
・ナマコ
・クモヒトデ
・ウミユリ
これらと親戚関係にあります。
海の底で生活する底生生物(ていせいせいぶつ)です。
■ 体の特徴は驚きだらけ
ヒトデの体は非常にユニークです。
・基本は5本の腕(種類によっては10本以上も)
・体の裏側にたくさんの管足(吸盤のような足)がある
・口は体の裏(中央部)にある
・目や脳はない
・水管系という水の流れを使って動く特殊な体内構造を持つ
この不思議な構造が、ヒトデ独特の動きや生活を支えています。
■ 何を食べているの?
ヒトデは種類によって食性が少し違いますが、主に次のようなものを食べます。
・貝類(アサリ・ハマグリなど)
・死んだ魚や動物の死骸
・プランクトン
・小型甲殻類
特に二枚貝をこじ開けて食べる「貝食い名人」として有名です。
胃袋を体外に出して、貝の中身を直接消化する能力を持っています。
■ 釣り人とヒトデの関係
ヒトデは釣りをしていると外道として釣れてくることもあります。
・投げ釣りの仕掛けに絡まってくる
・底物狙いの仕掛けにくっついてくる
・船釣りの胴突き仕掛けにいつの間にか付いている
釣り人にとってはちょっと迷惑な存在ですが、海の掃除屋でもあり、生態系の重要な一員です。
■ ヒトデは再生能力が凄い
ヒトデは腕がちぎれても、そこから再生する力を持っています。
・1本の腕から全身が再生することもある
・種類によって再生力に差がある
この高い再生力が、長年「海の不死身生物」として注目されてきました。
■ ヒトデは毒がある?危険なの?
ヒトデの多くは人間に対して無害ですが、一部に毒を持つ種類もいます。
・オニヒトデ(サンゴを食害することで有名)
・ナマコヒトデ科の一部
オニヒトデの棘に刺されると激痛や炎症を起こすことがあるため、注意が必要です。
磯遊びや素潜りでヒトデを触る時は、種類を見分けることが大切です。
■ ヒトデの繁殖もまた不思議
ヒトデの繁殖は種類によって様々です。
・放精・放卵による外部受精
・分裂による無性生殖
・幼生時代は「プランクトン生活」を送る
卵から孵った幼生はプランクトンとして海を漂い、やがて海底に降りてヒトデへ成長します。
■ まとめ:ヒトデは海の不思議が詰まった生き物
ヒトデは釣り人や磯遊びでよく出会う身近な生き物ですが、その正体は驚きの連続です。
・魚ではなく棘皮動物
・驚異的な再生能力
・ユニークな食事法
・海の掃除屋として生態系を支えている
・一部は毒を持つので注意も必要
これから磯や海岸でヒトデに出会ったときは、少し違った目で観察してみてください。
釣り場の生態系を学ぶ良いチャンスになります。


