【南紀釣り人の驚き】カサゴが減り、アカハタが増えた!?沿岸の生態系に何が起きているのか?

はじめに

かつては南紀の堤防や磯釣りの定番ターゲットだった「カサゴ(ガシラ)」。
しかし近年、釣り人たちの間でこんな声が増えています。

「最近、カサゴが全然釣れない…」
「代わりにアカハタが増えてきた気がする」

実際、南紀地方の多くの釣り場でカサゴの釣果が減少し、アカハタの個体数が目立って増加している現象が観察されています。

これは偶然ではなく、水温・環境・生態系変化による“釣れる魚の世代交代”ともいえる現象かもしれません。

本記事では、

・南紀で起きている魚種の変化
・カサゴが減った理由
・アカハタが増えた要因
・釣り方の対応策と今後の展望

について、釣り人視点から科学的に解説します。


かつて主役だったカサゴ(ガシラ)とは?

● 特徴と釣りやすさ

・岩礁帯やテトラポットに潜む根魚の代表格
・口が大きく、なんでも食べる「雑食」
・小さな堤防でも数釣りが可能
・晩秋〜冬に脂がのる

釣り初心者にも人気の「ガシラ」は、南紀では堤防・地磯・波止からでもよく釣れた魚でした。

しかしここ数年、「釣れない」「型が小さい」「昔ほどいない」との声が多く、実際に漁獲量も減少傾向です。


一方で存在感を増すアカハタとは?

● アカハタの特徴

・鮮やかな朱色と斑模様の美しい魚体
・南方系のハタ科魚類で、やや高水温を好む
・岩礁やサンゴ帯、磯際を中心に生息
・身は弾力と旨みが強く、高級魚として人気上昇中

近年、水温上昇とともにアカハタの生息域が北上・定着しており、南紀の浅場でも普通に釣れるようになりました。

特に夏〜秋にかけての釣果が目立ち、ガシラの代わりに**「ハタ釣り」を楽しむ釣り人が急増**しています。


なぜ南紀でカサゴが減ってアカハタが増えたのか?

この現象には複数の要因が絡んでいます。

● ① 海水温の上昇(気候変動)

・近年の黒潮の蛇行・高水温化により、南方系の魚が北上・定着
・アカハタは高水温に強く、カサゴはやや冷水を好む傾向あり

● ② 磯場や漁港環境の変化

護岸工事やテトラ整備でカサゴの産卵場が減少
・一方、アカハタは深場から浅場まで幅広く対応できる適応力がある

● ③ 釣り圧の増加

・カサゴは夜釣り・ライトゲームで狙われやすく、釣りすぎによる資源減少も懸念
・一方でアカハタは比較的新参者で、資源が豊富


釣り人ができる“新時代の根魚対策”

● ターゲットを切り替える

→ 「カサゴが釣れない」ことにこだわらず、アカハタ・オオモンハタなど南方系ハタ狙いへシフト

● タックル・仕掛けの見直し

→ アカハタはパワーがあるため、カサゴよりも少し強めのタックルがおすすめ

● 資源保護にも配慮

→ サイズの小さい個体や、抱卵中の魚はリリースを心がけることで将来の釣果につながります。


今後どうなる?南紀の根魚事情

・アカハタは今後も安定して釣れる可能性大
・カサゴは一部の深場や人の少ない磯では生き残るかも
海の“勢力図”は、静かに変化しつつある

昔ながらのガシラ釣りから、ハタゲームへ。
南紀の釣りは“温暖化対応型”に進化しているとも言えるのです。


まとめ:ガシラからアカハタへ。南紀の根魚は今、生き残りの選択をしている。

・カサゴが減り、アカハタが増えたのは水温や環境の変化が影響
・アカハタは釣って楽しく、食べても美味しい新たな主役
・釣果低迷ではなく“ターゲットの変化”と捉え、柔軟に楽しむ姿勢が大切

南紀の海は、いまも豊かで魅力的。
変わりゆく釣り場に合わせて、時代の“主役魚”と向き合っていきましょう。

南紀地方はカサゴ(ガシラ)が減って、アカハタが増えて生きている。こんなことは今までなかった。釣太郎

 

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