カツオはなぜ速く泳ぐ?時速と生涯距離、赤身の理由まで徹底解説!

はじめに

カツオは日本の食卓に欠かせない人気魚。
刺身やたたき、削り節などで親しまれていますが、実はこの魚、高速で海を泳ぎ続ける“回遊魚”の代表格でもあります。

ではカツオは一体どれくらいのスピードで泳ぎ、どれほどの距離を生涯で移動しているのか?
そして、あの赤い身にはどんな意味があるのか?

今回はそんな疑問に科学的に迫りながら、
釣り人・魚好き・グルメな方にも役立つ情報をブログ形式でお届けします。


カツオの泳ぐスピードは?【最大時速70km超え!】

カツオは回遊魚の中でもトップクラスのスピードを誇る魚です。

● 通常の泳ぎ(巡航速度)

・時速約10〜15km程度
・エサを探しながらゆったり泳ぐモード

● 本気のダッシュ(捕食・逃避時)

最大時速60〜70km
・尾びれを振り切るように高速回遊

このスピードは、陸上でいえば原付バイク並み
同じように高速で泳ぐ魚としては、マグロ類やシイラなどがいますが、**カツオは小柄ながらパワフルな“高速機動型”**と言えるでしょう。


カツオは生涯でどれくらいの距離を泳ぐのか?

カツオの寿命は約5〜6年とされています。
その間、季節に応じて赤道付近から日本列島の沿岸まで、何千キロもの距離を回遊します。

● 回遊の一例(日本近海の場合)

・春:フィリピン〜南西諸島〜九州沖
・夏:紀伊半島〜関東〜三陸沖
・秋:再び南下

この1年での移動距離は数千km〜1万km以上に達し、これを5年続ければ…
生涯でおよそ5万km以上を泳ぐと推定されます。

これは地球一周(約4万km)を超える距離
まさに「泳ぎながら生きる魚」そのものです。


なぜカツオの身は赤いのか?回遊魚特有の“筋肉構造”

カツオの身が赤いのは、**高速で長時間泳ぎ続けるための筋肉=赤筋(あかすじ)**が多いためです。

● 赤身魚 vs 白身魚の違い

項目 赤身魚(カツオ・マグロ) 白身魚(タイ・ヒラメ)
筋肉の色 赤色(ミオグロビン多い) 白色(少ない)
活動量 常に泳ぎ続ける じっと待ち伏せる
味わいの特徴 旨みが濃く鉄分が多い あっさり、淡白

赤筋にはミオグロビンという赤い色素タンパク質が多く含まれており、これが酸素を筋肉に供給します。
つまり、カツオの赤身は**「高速長距離遊泳に耐えるエンジン」**なのです。


カツオは止まったら死ぬ?常に泳ぎ続ける理由

カツオは**「止まって休む」ことができない魚**です。
その理由は:

  1. 浮き袋がないため、泳ぎ続けないと沈んでしまう

  2. エラ呼吸が「泳ぎながらしかできない」構造のため

つまり、カツオは水流を常に口に入れないと呼吸できない=泳がなければ死ぬという特殊な性質を持っています。


釣り人・漁師が知っておきたいカツオの習性

朝と夕方に活性が上がりやすい(回遊のタイミング)
潮目やベイトが多い場所に集まりやすい
ナブラ(海面がざわつく群れ)を追えばカツオのチャンス!

高速で泳ぎ続けるという生態を知れば、釣りの戦略もぐっと精度が上がります。


まとめ:カツオは“泳ぎながら生きる”魚だった!

・カツオの最大スピードは時速60〜70km
・寿命5年で地球一周を超える距離を泳ぐ
・身が赤いのは、泳ぎ続けるための筋肉=赤筋が豊富だから
・酸素を取り込むために泳ぎ続けないと死んでしまう

カツオはただの「うまい魚」ではなく、**命をかけて泳ぎ続ける“海のアスリート”**なのです。
その味わいも、生き方も、まさにダイナミック!
次にカツオを口にするときは、そのスピードと旅路に思いを馳せてみてください。

 

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