磯や堤防で見かける「カメノテ」とは? 見た目はグロテスク、でも実は絶品の海の幸!

海の岩場や堤防にびっしりと群生している「カメノテ(亀の手)」。

その名の通り、まるで亀の手のような形をしたこの生き物は、一見すると貝のようにも見えますが、実は甲殻類の仲間です。

意外と知られていませんが、カメノテは食べられる海産物で、しかも味はエビやカニに匹敵するほど絶品

今回は、そんなカメノテの生態や採取方法、調理法まで詳しくご紹介します。

カメノテは何者?

実はエビやカニの仲間!

カメノテ(亀の手)は、甲殻類のフジツボの仲間です。

外見はゴツゴツした岩のようで、爪のような部分が突き出ているため「鷹の爪」とも呼ばれます。

・分類:甲殻類 類脚目(ふじつぼ目)
・生息域:本州〜九州の潮間帯(岩場、堤防、テトラなど)
・生活:波が当たる岩肌に群生し、プランクトンをろ過して食べる

とても強い吸着力を持ち、潮の満ち引きに合わせて体を出し入れしながら生きています。

特に、波の荒い磯や堤防の波打ち際に多く見られるのが特徴です。

磯や堤防でよく見かける理由

カメノテは**「潮間帯」と呼ばれる干潮時に露出する岩場**に生息しています。

この場所は常に波に洗われ、豊富なプランクトンが供給されるため、カメノテにとって絶好の住処。

また、強固な殻と吸着力で岩にしがみついているため、台風や大波にもびくともしません

そのため、釣りや磯遊びをしていると、足元の岩やテトラにびっしり付いている姿を目にすることが多いのです。

カメノテの採取方法(注意事項あり)

カメノテは、岩にしっかり張り付いているため、素手ではまず取れません
採取するには、以下のような道具が必要です。

・軍手(殻が鋭いため怪我防止)
・金属ヘラ、ドライバー、ハンマーなど(岩からこじ取る)
・バケツやクーラーボックス(採取後の保管)

注意点
・潮が引いたときにのみ採取可能
・磯は滑りやすく、波にさらわれやすいのでライフジャケット必須
・漁業権が設定されている場所では採取禁止となる場合もあります

※カメノテは漁業権の対象であることも多いため、採取前に自治体の規制を確認しましょう。

実は美味!カメノテの食べ方

カメノテは、見た目とは裏腹に、味はカニ・エビにも負けないほど上品です。

とくに、茹でて塩で食べるのが一般的で、出汁も濃厚

おすすめの食べ方は以下の通り。

  1. 砂抜きをする(海水に1〜2時間浸ける)

  2. よく洗って表面の汚れを落とす

  3. 塩を入れた湯で2〜3分茹でる

  4. 殻の間から中身を取り出して食べる

中身は少量ですが、**味が濃く、まさに「磯のエキス」**といった感じ。

味噌汁の具や炊き込みご飯にしても、驚くほど濃厚な出汁が出て、一味違った磯料理が楽しめます。

まとめ:見た目で判断するな!カメノテは磯の宝物

カメノテは、釣り人や磯遊びをする人にはおなじみの存在ですが、

「見た目が気持ち悪い」と敬遠されがちな、実は隠れた高級食材

磯や堤防でよく見かけるこの小さな海の生き物には、意外な美味しさと生態の奥深さがあります。

今度釣りや海遊びに出かけた際は、ぜひカメノテにも目を向けてみてください。

そして、もし地元で合法的に採取できる場所があれば、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?

その濃厚な味わいに、きっと驚くはずです。

カメノテは食べられる海産物で、しかも味はエビやカニに匹敵するほど絶品。釣太郎

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