マグロとカツオは、どちらも日本人にとって非常に馴染み深い魚です。
どちらも赤身で、回遊魚として知られていますが、実は生態・味・栄養・市場価値において大きな違いがあります。
この記事では、マグロとカツオの違いをわかりやすく徹底解説します。
■ 共通点:マグロとカツオはどちらも回遊魚で赤身
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泳ぎ続けないと生きられない高速遊泳魚
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酸素を多く取り込むため、赤い筋肉(赤身)が発達
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DHA・EPAが豊富な高栄養価魚
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夏〜秋にかけて脂が乗り、漁獲も増える旬魚
共通点が多い一方で、決定的な違いがいくつも存在します。
■ 違い①:分類(魚の仲間)
| 項目 | マグロ | カツオ |
|---|---|---|
| 科名 | サバ科マグロ属 | サバ科カツオ属 |
| 学名 | Thunnus 系列 | Katsuwonus pelamis |
| 系統 | より大型の上位種 | サバに近い性質を持つ |
つまり、マグロとカツオは「いとこ」のような関係であり、近縁種ではあるが属レベルで異なる魚です。
■ 違い②:サイズと寿命
| 項目 | マグロ | カツオ |
|---|---|---|
| 体長 | 数十cm〜3m超(クロマグロ) | 50〜70cm前後 |
| 重さ | 最大400kg級も存在 | 3〜6kg前後 |
| 寿命 | 種により10〜30年以上 | 5〜6年程度 |
マグロは**「魚界の王者」**とも呼ばれるほど巨大に成長します。
■ 違い③:赤身の質と味の傾向
| 項目 | マグロ | カツオ |
|---|---|---|
| 食味 | ねっとり濃厚 | しっとりあっさり |
| 香り | 控えめ | 独特の「カツオ臭」あり |
| 脂のり | トロ系で脂が強い(養殖なら特に) | 脂はやや少なめ(時期により変動) |
マグロの赤身は濃厚で旨味が深く、トロは脂の甘みが特徴です。
カツオは初夏の「初ガツオ」はさっぱり、秋の「戻りガツオ」は脂がのるという違いもあります。
■ 違い④:漁獲と市場価値
| 項目 | マグロ | カツオ |
|---|---|---|
| 価格 | 高級魚(特に本マグロ) | 大衆魚(手頃) |
| 漁法 | 一本釣り・延縄・巻き網 | 一本釣り・曳き縄 |
| 消費方法 | 寿司・刺身・焼き物・加工品 | たたき・煮物・缶詰・削り節 |
マグロは高級寿司の代名詞。
一方、カツオは削り節やタタキなど、庶民の味方として広く流通しています。
■ 違い⑤:栄養成分の比較
| 栄養素(100gあたり) | マグロ赤身 | カツオ |
|---|---|---|
| カロリー | 約125kcal | 約114kcal |
| タンパク質 | 約26g | 約25g |
| 脂質 | 約1.4g(赤身) | 約0.5g |
| DHA | 約2,200mg | 約1,700mg |
| EPA | 約500mg | 約300mg |
マグロのほうが脂質・DHA含有量がやや高いですが、カツオも高たんぱく・低脂肪の健康魚として優秀です。
■ まとめ:マグロとカツオ、どっちが上とかではなく「違いを知って選ぶ」
マグロは高級志向・濃厚な旨み。
カツオは季節感と素朴な味わい。
どちらも魅力的な赤身魚ですが、それぞれの特徴と旬を知って選ぶことで、より魚食が楽しくなります。
▼補足:釣り人目線の違い
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カツオは高速回遊のため、ナブラ撃ちやジギングで狙うことも可能
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マグロは超大物狙い。船釣り・遠征・大物タックルが必要
\赤身魚をもっと楽しむなら、まずは違いを知ることから!/
お気に入りの食べ方や旬の時期を見つけて、ぜひ味の違いを体感してみてください。


