「暑くなって水温が上がると魚は美味しくなくなる」というのは、一部の魚にとっては本当です。
ただし、「すべての魚に当てはまるわけではない」点が重要です。
■ なぜ水温が上がると魚が美味しくなくなるのか?
・魚の代謝が活発になりすぎる
→ 暑い季節になると、魚の体内活動が活発になり、エネルギーを多く消費します。
その結果、脂肪を蓄える余裕がなくなり、身が痩せる傾向にあります。
・餌の質・量が変わる
→ 水温が上がるとプランクトンのバランスや餌の種類が変化し、
魚が摂取する栄養が偏ることも。これが味や脂の乗りに影響します。
・繁殖期にあたる魚も多い
→ 多くの魚は夏に産卵を迎えるため、その前後は体力を使い果たしてしまい、
身が痩せて美味しくない状態になる魚が多いです(例:マダイ、サバなど)。
■ 代表的な「夏に味が落ちる魚」
| 魚種 | 理由 |
|---|---|
| マダイ | 産卵後で身が痩せる |
| サバ | 脂が抜けてパサつく |
| ブリ | 夏は“夏ブリ”で評価が低い |
| イワシ | 小型化し脂が少ない |
■ 一方で「夏に美味しくなる魚」もある!
| 魚種 | 理由 |
|---|---|
| アユ | 夏が旬。香りと脂が絶品 |
| スズキ | 夏の高水温で脂がのりやすい |
| カマス | 初夏から脂がのる |
| ハモ | 夏が旬。湯引きで絶品 |
■ まとめ
水温が上がると魚の味は変化しますが、「不味くなる魚」と「美味しくなる魚」がいます。
夏は代謝や繁殖の影響で痩せる魚が多く、旬を外す魚もありますが、
アユやスズキのように夏こそ味がのる魚も存在します。
魚を選ぶなら、「その季節に脂がのる魚=旬の魚」を見極めるのがコツです。


