青物(アジ・サバ・ブリ・カツオなど)を捌くと、「独特のにおいがする」と感じた経験はありませんか?
この“青魚臭”の正体は何か?
なぜ青物だけがこうしたにおいを持つのか?
本記事では、その原因と正しい下処理法・おいしく食べるコツをわかりやすく解説します。
✅ 青物魚のにおいの正体はコレ!
青物特有のにおいの主な原因は、脂肪の酸化と血合い肉の変化にあります。
1. 脂肪の酸化(トリメチルアミンの発生)
青物は運動量が多く、エネルギー源として**多くの脂肪(特に不飽和脂肪酸)**を持ちます。
これが時間の経過とともに酸化されると、**トリメチルアミン(TMA)**という成分が発生します。
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TMA=「魚臭さ」「生臭さ」の主因
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空気・熱・時間の影響で増加
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特にサバ・イワシ・サンマで多く発生
2. 血合いの酸化
青物は全身を使って泳ぐため、赤い血合い肉が非常に多い魚種です。
この部分は鉄分・ミオグロビンが豊富で、空気に触れるとすぐ酸化し、強い臭みを放ちます。
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鮮度が落ちると茶色〜黒に変色
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臭みは「鉄っぽい」「泥臭い」に変化
✅ なぜ白身魚には臭いが少ないのか?
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白身魚(ヒラメ・タイ・カレイなど)は
→ 脂肪が少なく酸化しにくい
→ 血合いが少ないため変色・臭いも出にくい
つまり、青物特有のにおい=「脂と血合いの多さ」に由来するのです。
✅ 青物のにおいを防ぐ・抑えるコツ(釣った直後から差が出る!)
▶ 1. 釣ったらすぐ血抜き
・エラと尾を切り、心臓の動きでしっかり血を排出
・氷締めではなく「海水氷」使用で変質防止
▶ 2. 血合いを丁寧に取り除く
・三枚おろし後、血合い骨の周囲の赤黒い部分をしっかり掃除
・特に背骨まわりの血合い血をしっかり洗浄することで臭い激減
▶ 3. 酸・香味を活用して調理
・酢・レモン・ショウガ・ネギ・味噌などの「消臭効果」活用
・例:しめサバ、カツオのたたき、味噌煮などは臭み消しと相性◎
✅ 鮮度と保存が決め手!青物の「におい」を美味しさに変える
青物は、「釣ってからの処理」で味と香りが大きく変化します。
釣りたてのサバやアジを正しく処理すれば、甘みと香ばしさが際立ち、においはまったく気になりません。
逆に、処理が遅れたり、真水や常温に長時間放置すると、
脂肪や血合いが劣化し、青物特有の“生臭さ”が強くなってしまいます。
✅ よくある誤解:「青物はにおいが強いから苦手」
実は、**におい=「その魚の旨味成分の裏返し」**でもあります。
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脂が多い → とろける美味しさ
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血合いが多い → コクのある赤身味
これらの特性をしっかり活かす調理・保存方法を知っていれば、
青物は「最も美味しい魚のひとつ」になります!
🧠 まとめ:青物のにおいを制する者が魚料理を制す!
| 原因 | 防ぐポイント |
|---|---|
| 脂肪の酸化 | 鮮度保持・海水氷・冷却 |
| 血合いの劣化 | 釣った直後の血抜き・下処理 |
| 時間の経過 | できるだけ早く調理 or 冷蔵 |


