① 流線型ボディと硬い尾びれ
・マグロやカツオは無駄のない流線型の体型をしており、水の抵抗を最小限に抑えて泳げます。
・さらに「くの字型」に曲がる硬い尾びれ(※二叉尾)を持っており、少ない力で水を強く蹴る推進力を生み出せます。
✅つまり「速く泳げる体型+尾びれで水を蹴る力」が揃っているのです。
② 赤身筋(持久力筋)の発達
・マグロやカツオなどは赤身の筋肉(赤筋)が非常に多く、これは酸素を多く使って長時間泳ぎ続けられる筋肉。
・赤身は持久戦に強く、エネルギー効率が高い筋肉構造です。
🟥 赤身=マグロがずっと泳ぎ続けるための「エンジン」
③ 常に口を開けて泳ぎ「ラム換気」呼吸
・回遊魚は泳ぎながら口を開けて海水を取り込み、エラから排出する**「ラム換気(強制換水)」**という呼吸法を持ちます。
・この方式では、泳ぎ続けないと窒息するため、止まることができません。
➡️「泳ぐ=呼吸」という構造により、泳ぎ続けることが生きる条件になっています。
④ 高性能な心臓と血液循環システム
・マグロ類は魚類としては非常に珍しく、心臓が大型かつ高出力で、筋肉に多くの酸素を素早く送れる構造です。
・血液の循環効率が高いため、筋肉が酸欠にならずに持続的な運動が可能。
➡️ これにより「高速でもバテない魚」になっています。
⑤ 体温を保つ「部分恒温性」
・マグロやカツオは一部の筋肉や脳の温度を外気より高く保つ恒温機能を持っています(特にマグロ)。
・これにより冷たい海でも筋肉のパフォーマンスを維持できるため、エネルギーのロスを減らして長時間の高速遊泳が可能になります。
🔥 寒流でも機能が落ちにくく、「どこまでも泳げる」理由のひとつ。
🔍 まとめ:なぜマグロやカツオは泳ぎ続けられるのか?
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 流線型の体型と尾びれ | 水の抵抗が少なく、推進力が高い |
| 赤身筋の発達 | 酸素を効率的に使い、長距離泳ぎに強い筋肉構造 |
| ラム換気による呼吸法 | 泳ぐことで酸素を得る=止まると呼吸できない |
| 循環器の強さ | 酸素供給が途切れず、筋肉の運動が止まらない |
| 部分恒温性 | 寒冷水域でも高いパフォーマンスを維持できる |
🎣 釣り人向けポイント
・マグロやカツオが群れで突然現れては消えるのは、高速で広範囲を泳げるから。
・ジギングやキャスティングで狙う際は、移動スピードと活性を意識した誘い方が有効です。
・泳ぎを止めると生きていけないため、泳がせ釣りでは弱りやすく管理に注意。


