アオリイカ釣りにおいて、古くからよく言われるのが
「月が明るい夜はイカが浮いてきて釣りやすい」という説。
この言葉を信じて釣行を計画する方も多いでしょう。
しかし――
この説、必ずしも“正解”とは限りません。
本記事では、「月夜とアオリイカの関係」について
科学的・経験的な視点から、釣り人のために徹底解説します!
① 月夜にアオリイカが浮いてくることは“ある”
まず結論から。
月夜=アオリイカが浮くことはあるが、条件次第。
・月明かりが海面を照らすことで、表層にプランクトンが集まる
・それを追って小魚が浮く
・さらにその小魚を追ってアオリイカが浮上する
という「食物連鎖」が起きることがあります。
つまり、月夜=イカが浮く、というより、
“ベイトが浮くからイカも浮く”という連鎖が起きる夜もある、ということです。
② ただし、月夜は警戒心が強くなり「逆に釣れない」ことも
一方で、こんな現象も釣り人にはよく知られています。
・月明かりが明るすぎて海中が照らされ、アオリイカの警戒心が高まる
・シルエットがはっきり見えるため、ヤエンやエギの違和感を察知されやすくなる
・活性が高いはずなのに乗らない、という“乗り渋り現象”も起きやすい
つまり――
月夜は「活性が高いのに釣れない」パターンもあるというのが実情です。
③ ベストは「月があるけど、ちょっと薄曇り」
釣り人たちの経験談を総合すると
「月明かりは少しあるが、薄い雲で拡散されている状態」がベストという声が多く聞かれます。
理由は以下の通りです:
・海面が適度に明るくなり、小魚が浮きやすくなる
・イカも行動範囲を広げやすい
・しかし、光が拡散されているため警戒心が緩む
まさに「光と影のバランス」が釣果を左右するのです。
④ 月齢と釣行計画をリンクさせるのが上級者の戦略!
釣り歴が長い方ほど
「月齢表」と「釣行予定」を照らし合わせて計画しています。
【目安になる月齢別・アオリイカ攻略ヒント】
| 月齢 | 状況 | 傾向 |
|---|---|---|
| 新月(真っ暗) | 小魚少なめ | 沖の深場が有利なことも |
| 半月(上弦・下弦) | バランス良好 | 警戒心と活性が両立しやすい |
| 満月(明るい) | 表層に魚が浮く | 活性は高いが、見切られやすい |
※あくまで傾向であり、水温・潮流・気圧などの条件とも連動します。
⑤ まとめ:月夜=釣れる、ではない。状況判断がすべて!
「月夜はアオリイカが浮くから釣りやすい」――
これは半分は真実、半分は誤解です。
光量、ベイトの動き、警戒心、潮の流れ…
これらを複合的に読み取るのが、上級者のアオリイカ釣りの極意です。
特に春〜初夏の乗っ込みシーズンや、秋の新子シーズンでは、
月夜をうまく活用することで釣果を大きく伸ばすことも可能。
「月明かりは敵か味方か?」
それを決めるのは、あなたの読みと対応力にかかっています!


