■ 釣れたてアジ=刺身!は間違いではないが…
「アジは釣ったその日に刺身で食べるのが一番おいしい!」
――そんな声をよく聞きますよね。
たしかに、当日のアジは
・コリコリとした歯ごたえ
・透明感のある見た目
・潮の香りとわずかな甘味
これらが合わさって、「新鮮さ」を味わうことができる最高の食べ方です。
しかし――
旨味成分の観点では、「1日寝かせたアジ」の方が上だということをご存じでしょうか?
■ 刺身で食べるアジ、「当日」と「熟成」では何が違うのか?
◎ 【釣った当日の刺身】の特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 食感 | コリコリ、しっかりした歯ごたえ |
| 見た目 | 透明感があり、身が光る |
| 味 | さっぱりしているが、旨味は控えめ |
| 向いている人 | 歯ごたえを楽しみたい人、鮮度重視派 |
▶ 新鮮さ=正義!と考えるなら、当日刺身がベスト
◎ 【翌日~2日目の刺身】の特徴(熟成刺身)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 食感 | モチモチ・ねっとり感が出る |
| 見た目 | やや白濁するが、鮮度良好なら問題なし |
| 味 | イノシン酸が増え、旨味が劇的にアップ |
| 向いている人 | 濃厚な味を楽しみたい人、旨味重視派 |
▶ 熟成アジは“甘みと旨味が一段階上がる”贅沢な刺身に!
■ 科学的根拠:寝かせた方が旨くなる理由
魚は死後、筋肉中のATP(エネルギー物質)が分解され、
【IMP(イノシン酸)】という旨味成分に変化していきます。
この分解がちょうど進んだ1日~2日後が、
刺身としてもっとも旨味が強くなる**“熟成のピーク”**なのです。
■ 熟成刺身を成功させるコツ
-
三枚おろしにしたらすぐに水気を拭く
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キッチンペーパーに包んでラップ
-
チルド室(0〜2℃)で保管
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1日1回ペーパーを取り替えるとベスト!
▶ 冷蔵1〜2日なら「旨味MAXで安全に食べられる」刺身に!
■ 3日以上はどうなのか?
冷蔵3日を超えると――
・食感が悪くなる(身が柔らかくなる)
・酸化臭が出るリスク
・変色の恐れ
▶ 刺身としては2日目が限界。それ以降は「漬け」や「なめろう」などへのアレンジがおすすめ!
■ まとめ:あなたは“食感派”?それとも“旨味派”?
| タイミング | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 当日刺身 | コリコリ・新鮮そのもの | 食感や見た目重視派 |
| 翌日刺身 | 旨味・甘味がUP | 味わい・旨味重視派 |
| 3日以降 | 刺身より加熱・加工向き | 調理アレンジ派 |


