● アオリイカは世界中で食べられている?
はい、アオリイカは熱帯〜亜熱帯の広い範囲に生息しており、各地で食材として利用されています。
【主な消費国】
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日本:刺身・寿司・塩焼き・天ぷら・一夜干しなど多彩に調理される。高級イカとして扱われる。
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韓国:刺身やチヂミ、イカ炒めなどに使われる。
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中国:炒め物やスープ、乾物にも利用。
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東南アジア(タイ・フィリピン・ベトナムなど):グリルやカレー、スパイシー炒めで人気。
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地中海沿岸(ギリシャ・イタリアなど):フライ(カラマリ)、トマト煮込みなどで提供。
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ハワイやポリネシア:伝統的な漁法で獲られ、地元料理に使われる。
※地域によって「アオリイカ」という名前でなくても、同属・近縁種が類似の用途で使われています。
● 日本ではいつごろから食べている?
アオリイカが日本で食文化に定着したのは比較的古く、江戸時代以前と考えられています。
● 確実な記録として:
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**江戸時代の料理本『料理物語』(1643年)**には、「いか」の記述があり、調理法も紹介されています。
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ただし、当時の「いか」がアオリイカを指していたかは明確でなく、スルメイカやヤリイカとの混同も見られます。
● 紀伊半島や九州南部の漁師文化では:
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アオリイカは「ミズイカ」「クツイカ」「シロイカ」などの地方名で呼ばれ、長年にわたって重要な食材でした。
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特に、冬場の刺身や塩焼き、干物として珍重されていました。
● 明治~昭和時代以降:
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鉄道網の発達により、沿岸部でとれたアオリイカが都市部へ流通するようになり、全国的に広がった。
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昭和後期には寿司文化の広がりとともに「アオリイカ=高級ネタ」としての地位が確立。
● 現代において
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国内では「イカの王様」と称され、寿司や活け造りで最高級の評価。
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一方、輸出量は少なく、日本国内での消費優先という希少性もあり、高価格帯を維持しています。


