魚は痛みを感じると考えられています。
ただしそれは、「人間のような感情を伴う痛み」ではなく、**“原始的な痛覚反応”**として理解されています。
🧠【魚は痛みを感じるのか?】科学的な視点から解説
✅【1】魚にも“侵害受容器(痛みを感じる神経)”がある
魚の体には、**「侵害受容器(しんがいじゅようき)」**という、
熱・化学物質・物理的損傷などを感知するセンサーが備わっています。
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例:サケ、ニジマス、マダイなどの研究で、口やヒレにこうした神経が集中していることが確認されている。
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特に口元や鰓(エラ)周辺は感度が高い。
🔍つまり、針が刺さったとき「異常な刺激=危険」と感知できる能力がある。
✅【2】痛みによる行動変化が見られる
多くの実験で、魚が「痛みを避けるような行動」をとることが観察されています。
例:
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酸や刺激物質を顔に塗られた魚が、底にこすりつけて取り除こうとする
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針を刺された魚が、通常の泳ぎを止め、静止・パニックを起こす
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特定の条件で「この場所=痛い」と記憶し、近づかなくなる学習能力
これらは、**単なる反射ではなく、「避けたい」という“感覚ベースの学習”**がある証拠です。
✅【3】「痛み」=「苦しみ」か?ここが議論ポイント
人間のように「うわ、痛い!」「やめて!怖い!」と感情を伴うかどうかは、まだ明確ではありません。
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魚には大脳皮質がなく、複雑な感情処理は限定的とされる
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だが、痛みを覚え、避けようとする行動=ある種の“苦しみ”としての認知はある
🧠最近では、**「意識レベルが低くても“痛み”を経験している可能性がある」**という意見が主流になりつつあります。
✅結論|魚は痛みを“感じている”
| 項目 | 結論 |
|---|---|
| 神経構造は? | 痛みを感知する構造あり(侵害受容器) |
| 行動変化は? | 痛みを回避・記憶する動きあり |
| 感情を持つ? | 人間ほどではないが、苦痛はある可能性が高い |
🎣つまり、釣り針が刺さると「これは危険」と痛みを感じ、それを記憶することもある。
「魚に痛覚がない」というのは、もはや古い神話と言えます。


