アオリイカ釣りにおいて、「回遊」と「居着き」を見分けることは、釣果を大きく左右する重要な要素です。
ここでは、釣り人の皆様がアオリイカの生態を理解し、より効果的な釣りを実践できるよう、
見分け方と釣り方のポイントを詳しく解説します。
アオリイカの生態:回遊と居着き
- 回遊:
- アオリイカは、潮の流れに乗って広範囲を移動します。特に、産卵期や水温の変化に伴い、活発な回遊が見られます。
- 回遊するアオリイカは、新鮮なエサを求めて移動するため、比較的活発にエギに反応することが多いです。
- 居着き:
- 一方、特定の場所に留まるアオリイカもいます。これらは「居着き」と呼ばれ、隠れやすい場所やエサが豊富な場所に定着します。
- 居着きのアオリイカは、警戒心が強い場合があり、同じエギへの反応が鈍くなることがあります。
見分け方と釣り方のポイント
- 釣り場の状況:
- 回遊:潮通しの良い堤防の先端や、沖からの潮が当たる場所は、回遊のアオリイカが寄りやすいポイントです。
- 居着き:藻場や岩礁帯、防波堤の陰など、身を隠せる場所は居着きのアオリイカがいる可能性が高いです。
- アオリイカの反応:
- 回遊:広範囲に探りながら、アオリイカの反応が良い場所を見つけることが重要です。
- 居着き:同じ場所で粘り強く探る、またはエギの種類やカラーを変えてみるなど、工夫が必要です。
- 潮の満ち引き:
- アオリイカは潮の動きに合わせて移動することが多いため、満潮や干潮の時間帯を把握し、釣りのタイミングを調整することが有効です。
- 水温:
- アオリイカは水温の変化に敏感です。水温が安定している場所や、水温が上昇するタイミングを狙うと、釣果が上がりやすいです。
- ベイトの存在:
- アオリイカは、アジやイワシなどの小魚をエサにしています。ベイトの存在を確認できれば、アオリイカがいる可能性が高まります。
- 時間帯:
- アオリイカは夜行性です。特に、朝夕のマズメ時や夜間は、アオリイカが活発にエサを捕食する時間帯であり、釣果が期待できます。
外見から行動パターンを推測する要素
- 体色や模様:
- アオリイカは周囲の環境に合わせて体色を変化させます。
- 居着きのアオリイカは、その場所に溶け込むような保護色の体色をしている場合があります。例えば、藻場にいる個体は緑っぽい色合い、岩場にいる個体は茶色っぽい色合いを帯びることがあります。
- 一方、回遊中のアオリイカは、比較的鮮やかな体色や模様をしていることがあります。これは、外敵に対する警戒や、仲間とのコミュニケーションのためと考えられます。
- 体の状態:
- 産卵期に入ったメスのアオリイカは、お腹が膨らんでいることがあります。これは、卵を抱えているためです。
- 産卵後のメスは、体力を回復するために活発に捕食するため、比較的太っていることがあります。
- 回遊している個体は、長距離の移動をするので居着きの個体に比べると、身が締まっていてスリムな個体が多い傾向があります。
- 傷や寄生虫:
- 居着きのアオリイカは、同じ場所に留まるため、体に傷や寄生虫が付着していることがあります。
- 回遊中のアオリイカは、移動中に体を擦り付けることが少ないため、比較的綺麗な状態であることが多いです。


