イカを姿のまま開いて焼くと「くるんと丸まる(反り返る)」理由は、主に以下の3つの要因によるものです。
① 筋肉繊維の収縮(熱変性)
・イカの身には筋肉繊維が縦横に走っており、特に表面側(外套膜の表皮側)と裏側(内臓側)で繊維の構造が異なります。
・焼くと熱でたんぱく質が変性し、筋肉が縮むことで、反り返る力が働きます。
・特に内側の方が強く収縮するため、外側に反る=丸くなるという現象が起きやすくなります。
② 皮の張りと内側の柔らかさの差
・イカの外皮は比較的硬く弾力があり、内側の身は水分が多く柔らかいのが特徴です。
・加熱すると外皮の収縮は比較的少ない一方、内側がギュッと縮むために外側へ反っていく構造になります。
③ 水分の蒸発と内部圧力の差
・イカの身は水分が多く、焼くことで急速に水分が抜ける部位と、そうでない部位の差が生まれます。
・この水分の蒸発速度の違いにより、乾きやすい面が縮み、結果的に反る形になります。
【豆知識】丸まらないようにするには?
以下の工夫で「真っすぐ平らに焼く」こともできます:
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切れ目を入れる(飾り包丁)
→筋繊維の収縮を分散させる -
串を打つ・網に押さえつける
→物理的に丸まりを防止 -
軽く重しをのせて焼く
→鉄板などを使うとフラットに焼ける
イカクリップを使えば、イカを焼いても丸まりません。はさむだけ。


