魚より身がふやけにくいって本当?釣り人向けに浸透圧の影響と対処法を解説!
釣りたてのアオリイカ。
持ち帰ってさばくときに「水道水(真水)で洗っていいのか?」と迷ったことはありませんか?
魚の場合は「真水で身がふやける」とよく言われますが、
アオリイカは身がしっかりしているので「少しくらい大丈夫」と思われがちです。
しかし、アオリイカにも浸透圧の影響はあります。
この記事では、以下のポイントを釣り人向けにわかりやすく解説します。
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アオリイカに真水を使うとどうなる?
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魚よりもふやけにくいって本当?
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釣り場・自宅でのベストな処理方法とは?
【結論】アオリイカも真水はできるだけ避けるのがベスト
キーワード:「アオリイカ さばき方 真水」「アオリイカ 浸透圧」「イカ 処理 水洗い」
アオリイカは魚に比べて身がしっかりしており、筋肉質で弾力があります。
そのため、真水によるふやけ(浸透圧の影響)を受けにくいというのはある程度事実です。
ただし、影響が「ゼロ」ではありません。
特に以下のようなケースでは食感の劣化や風味の薄まりにつながる可能性があります。
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さばいたアオリイカを水道水で長時間すすいだ
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胴体内部やゲソ(足)を真水にジャブジャブ漬けた
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真水で作った氷で冷やし込んだ(=真水氷)
浸透圧とは?アオリイカの細胞にも影響あり
キーワード:「イカ 真水 ふやける理由」「アオリイカ 浸透圧とは」
海水に生きるアオリイカの細胞は、海水の塩分濃度とバランスが取れた状態で保たれています。
その状態で真水に触れると、細胞内に水分が入り込み、膨張=ふやけた状態になります。
アオリイカの身は弾力があるため、魚のように目に見えてフニャフニャにはなりませんが、
・水分量が増えることで甘みやうま味が薄れる
・表面がぬめりやすくなり、傷みやすくなる
といったデメリットが起きやすくなります。
「少しくらい大丈夫」は本当。でも、意識しておくべきこと
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アオリイカは比較的タフなので、血や内臓を軽くすすぐ程度の真水使用であれば大きな問題にはなりません。
特にゲソ(足)部分はヌメリが強く、真水でサッと洗いたくなることもあるでしょう。
それでも重要なのは次の2点です。
✅ 真水の使用は「最小限・短時間」に
水道水でさっとすすぐのはOKですが、長くさらすのはNG。
可能であれば海水や塩水で代用することで、浸透圧の影響を軽減できます。
✅ すぐに水気をふき取る
洗ったあとはすぐにキッチンペーパーなどで水気を除去。
これにより、表面からの水分吸収を最小限に抑えることができます。
釣り場での処理は?海水氷がベスト
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釣り場でアオリイカを冷やす場合は、**海水氷(海水+氷)**がベストです。
真水で作った氷に直接触れさせると、身が締まりすぎたり、ふやけたりするリスクがあります。
また、アオリイカは締めた直後に冷やしすぎると白濁して固くなる場合があるので、
「締め → 軽く冷やす → 帰宅後しっかり冷却」の流れがおすすめです。
自宅でのさばき方のコツ
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胴体とゲソを分ける
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内臓をやさしく取り出す(肝が潰れないよう注意)
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内部のぬめりを落とす際、海水や塩水があればベスト。なければ真水ですすぎつつ、すぐにふき取る。
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身・ゲソをキッチンペーパーでよく拭き取り、冷蔵庫で休ませる
まとめ:アオリイカも真水には注意。
キーワードを含んだ総括:「アオリイカ 真水 ふやける」「イカ さばく 水洗い」
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アオリイカは身がしっかりしているため、魚よりはふやけにくい
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とはいえ、浸透圧の影響は受けるため「真水は最小限に」
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洗うときは短時間&すぐにふき取りが基本
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できれば海水や塩水を使うとベスト
アオリイカの本来の甘みと旨みを引き出すには、「水の使い方」が意外と大切。
せっかく釣った最高のイカ、処理のひと手間で味が変わります。