アジ特有の「ゼイゴ」(鱗条・ぜいご)は、体側に沿って並ぶ硬いトゲ状の鱗(側線鱗)ことです。
ゼイゴの役割
-
防御機能(外敵から身を守る)
- 硬く鋭いゼイゴは、捕食者がアジを丸呑みしようとすると 口や喉に引っかかる ため、飲み込みづらくする効果がある。
- 天然の「鎧」のような役割を果たし、捕食者にとって 食べにくい魚 になっている。
-
遊泳時の安定性(流体力学的な役割)
- ゼイゴはアジの側線(外部の水圧や流れを感じる器官)と連動しており、泳ぐ際の水流を感知するセンサーの役割を持つ。
- また、側線沿いにあるため、水の抵抗を受け流しやすくする効果 もあり、素早い遊泳を助ける可能性がある。
-
種の特徴(アジ科のシンボル)
- ゼイゴはアジ科の特徴的な形質で、進化の過程でこの形状が固定された。
- 他の回遊魚(サバやイワシ)には見られず、アジ独自の防御・遊泳適応の結果 と考えられる。
なぜアジ特有なのか?
- アジは回遊魚だが、定着性の高い種(沿岸で生息することが多い) ため、捕食者との遭遇が多く、防御機能が進化した。
- イワシやサバは大群で泳ぐことで防御するが、アジは 単独行動や小規模な群れを作ることが多い ため、個体ごとの防御機能が発達した。
- アジは沿岸で根魚や底生魚と接触する機会も多く、物理的な外傷を防ぐためにゼイゴが進化した可能性がある。
結論
ゼイゴは
・捕食者から身を守る鎧の役割
・泳ぐ際の水流調整に関わる可能性
・アジ科に特有の進化の結果
などの理由で発達したもの。
アジ科の魚(マアジ、シマアジ、メアジなど)にはゼイゴが共通して存在し、他の魚には見られない
ユニークな特徴です!


