魚を冷凍すると、身がパサパサになる、味が落ちると感じることがあります。
これは間違った冷凍・解凍方法が原因です。
では、魚を冷凍すると何が起こるのか?
なぜ美味しさが失われるのか?
本記事では、魚の冷凍による変化と、美味しさをキープする冷凍・解凍のコツを詳しく解説します!
魚を冷凍すると起こる3つの変化
1. 細胞が壊れ、水分が抜ける(ドリップ現象)
・魚の身には多くの水分が含まれており、冷凍するとこの水分が氷の結晶になります。
・この氷の結晶が大きくなると、細胞を破壊し、解凍時に旨味成分を含むドリップ(赤い液体)
が流出してしまいます。
・結果として、パサパサになり、味も薄くなるのです。
🔴 対策
→ **急速冷凍(-40℃以下が理想)**をすることで、氷の結晶が小さくなり、細胞破壊を防げます。
2. 脂質の酸化で風味が落ちる
・魚にはDHA・EPAなどの良質な脂が含まれていますが、これらは酸素と反応しやすく、
時間が経つと酸化してしまいます。
・酸化すると生臭くなり、風味が落ち、劣化が早まる原因に。
🔴 対策
→ ラップでしっかり包み、真空パックやジップロックに入れて酸素を遮断することが重要。
3. 冷凍焼けで身がボソボソになる
・冷凍庫内の乾燥した空気が魚の水分を奪い、**身がスカスカになる(冷凍焼け)**現象が起こります。
・これにより、硬くなったり、ボソボソとした食感になったりすることがあります。
🔴 対策
→ 魚の表面を保護するため、氷漬け(グレーズ処理)や、ラップ+アルミホイルで包むのが有効。
魚を美味しく冷凍する方法
✅ 1. 水分を拭き取る
・魚の表面に付いた水分は、冷凍時に氷の結晶になり、細胞を壊す原因に。
・キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ってから冷凍する。
✅ 2. 空気に触れないように包む
・ラップ+ジップロックや真空パックで酸素を遮断し、酸化を防ぐ。
・さらにアルミホイルで包むと、冷凍庫内の温度変化を抑えられる。
✅ 3. 急速冷凍する
・家庭用冷凍庫は-18℃程度なので、金属トレーの上に置くと熱伝導率が高まり、素早く冷凍できる。
・可能なら、冷凍庫の温度設定を最も低くする。
✅ 4. 保存期間は短めに(目安:1~3ヶ月)
・長期間冷凍すると、どうしても品質が劣化する。
・青魚(アジ・サバ・イワシ)は1ヶ月以内、白身魚(タイ・ヒラメ)は3ヶ月以内が美味しく食べる目安。
魚を美味しく解凍する方法
❌ NG解凍:常温解凍や電子レンジ解凍
・常温で解凍すると外側だけ解けて、内側はまだ凍ったままになり、ドリップが大量に出る。
・電子レンジ解凍は、ムラができやすく身がボロボロになる。
✅ 正しい解凍方法
・冷蔵庫解凍(5~8時間かける) → 低温でゆっくり解凍することで、ドリップの流出を最小限に抑えられる。
・氷水解凍(30~60分) → 急ぎの場合、魚をジップロックに入れて氷水につけると、低温を維持しながら解凍可能。
まとめ
✅ 魚が冷凍でまずくなる主な原因
- 細胞が壊れてドリップが流出 → 身がパサパサになる
- 脂質の酸化 → 風味が落ちる
- 冷凍焼け → 身がボソボソになる
✅ 美味しく冷凍するコツ
・水分を拭き取り、空気に触れないように密封
・金属トレーを使い、できるだけ早く冷凍
・保存期間は短め(1~3ヶ月が目安)
✅ 正しい解凍方法
・冷蔵庫解凍 or 氷水解凍がベスト!
・常温解凍や電子レンジ解凍はNG!
これらのポイントを押さえれば、冷凍魚も美味しく食べられます!
釣った魚を新鮮に保存し、最高の状態で食べるために、ぜひ実践してみてください!


