海で釣りや磯遊びをしていると、 紫色の液体を出す不思議な生物 に遭遇したことはありませんか?
それこそが アメフラシ(雨降らし) です!
「アメフラシって何の仲間?」「毒はあるの?」「どこで見つかる?」と気になる釣り人や磯遊び
好きの方へ向けて、 アメフラシの正体や生態を徹底解説 します!
アメフラシの基本情報
- 学名:Aplysia kurodai
- 分類:軟体動物門 – 腹足綱 – 無楯目(ウミウシの仲間)
- 別名:海ウサギ(その姿から)
- 生息地:日本沿岸(磯・干潟・藻場)
- 食性:海藻食(主にアオサ・ワカメ・カジメなど)
アメフラシの正体とは?
① アメフラシは貝の仲間!
- 一見、ナマコやクラゲに見えることもありますが、 実は貝の仲間 です!
- 貝殻は成長とともに体内に埋もれ、 外からは見えなくなる ため、普通の貝とは異なります。
② 紫色の液体の正体
- アメフラシは 危険を感じると紫色の液(アメフラシインク)を出す 習性があります。
- この液体の役割は 敵の目くらまし で、主成分は アミノ酸や色素(アプレシアビオレット)。
- 有毒ではありませんが、 粘着性が強く、魚が一時的に行動不能になる こともあります。
③ 名前の由来
- 昔の漁師は アメフラシがいると雨が降る と考えていたため、この名前が付きました。
- 実際には関係ありませんが、春から夏の雨の多い時期に沿岸でよく見かけることが由来と考えられます。
アメフラシの生態
① 生息環境
- 磯・潮間帯(干潮時に露出するエリア)・藻場 に多い
- 波が穏やかで海藻が多い場所 を好む
- 冬は深場に移動し、春~初夏にかけて浅瀬に戻ってくる
② 食性
- 完全な草食性 で、主に アオサ・ワカメ・カジメ・ホンダワラ などの海藻を食べる
- 「海藻の掃除屋」とも呼ばれ、海の生態系で重要な役割を果たす
③ 産卵と成長
- 4月~7月 にかけて産卵(春~初夏が繁殖期)
- 黄色やオレンジ色の 糸状の卵(海そうめん) を岩に産み付ける
- 卵は 約2週間で孵化 し、 幼生(ベリジャー幼生)はプランクトンとして生活
- 成長すると 体長30~40cm、重さ1kg以上 になることも!
アメフラシの天敵
アメフラシは 紫色の液で身を守る ものの、天敵も存在します。
- タコ(特にマダコ):貝殻がないため簡単に捕食される
- カニ(イシガニ・ワタリガニ):柔らかい体をハサミで食いちぎる
- 大型魚(クエ・ヒラメなど):動きが遅いため襲われやすい
- ウミウシ類:一部のウミウシはアメフラシの卵を食べる
アメフラシと釣りの関係
① 釣り場で見かけることが多い
- 春~初夏の磯釣り や 防波堤釣り では、よく見かける生き物
- 海藻が多い釣り場(メバルやクロダイ狙いのポイント)に出現しやすい
② ルアーやエサに掛かることは?
- 基本的にアメフラシは釣れない(草食性のため)
- ただし、磯場でヤドカリやエビを狙っていると 仕掛けに絡むことがある
③ 釣り人が注意すべきこと
- 紫色の液が服や釣具に付くと落ちにくい(水で洗い流せばOK)
- 踏んでしまうとヌルヌルして滑るので注意!
- 触っても害はないが、無理に持ち上げるとストレスを与えるためリリース推奨
アメフラシは食べられる?
- 日本では ほとんど食用にはされない(磯臭さが強いため)
- 沖縄では「ナワキリ」として食べられることがある(味は淡白で酢味噌和えや煮付けに)
- 海外(特に中国)では 乾燥させて漢方薬として利用 されることもある
まとめ
✅ アメフラシはウミウシの仲間で、貝の一種!
✅ 紫色の液は敵から身を守るために出すが、無害!
✅ 春~初夏にかけて磯や藻場でよく見かける!
✅ 釣り場で見かけたら、そっとしておくのがベスト!
✅ 食べる地域もあるが、一般的には食用ではない!
アメフラシは海の環境を整える 重要な生き物 です。
磯遊びや釣りで見かけたら、ぜひその 不思議な生態 を観察してみてください!


