釣り人なら誰もが一度は経験する、アキアミやアミエビの強烈な匂い。
この独特な臭いの原因は、大きく分けて3つの要素があります。
① タンパク質の分解によるアミン臭
アキアミやアミエビには多くのタンパク質が含まれています。
これが分解されることで、「トリメチルアミン」や「アンモニア」などのアミン類が発生。
これが、あのツンとした刺激的な魚臭さの正体です。
特に、保存状態が悪くなるほど強くなるため、釣り場に持ち込む際は冷凍や保冷が必須。
② 発酵による硫黄系の臭い
アキアミ・アミエビは時間が経つと、微生物による発酵が進みます。
この発酵によって「硫化水素」や「メルカプタン」といった腐った卵のような臭い成分が発生。
特に、常温で放置すると急激に臭いが強くなるので、
釣り場で使い切れなかったエサは放置せずに処理するのが重要です。
③ 油脂類の酸化による生臭さ
アキアミ・アミエビは、小型の甲殻類なので、体内に脂質も含まれています。
この脂質が酸化すると「ヘキサナール」や「ヘプタナール」といった生臭さの原因物質が発生。
特に、アミエビを配合した集魚剤は、開封後に時間が経つほど酸化臭が強くなるので、
なるべく開封後は早めに使い切るのがベスト。
【臭いが強いほど魚が寄る?】
実は、この強烈な臭いこそが魚を寄せる最大の武器。
特に、チヌ(クロダイ)やグレ(メジナ)などの磯魚は、この臭いに敏感に反応します。
ただし、匂いが強すぎると逆に警戒する魚もいるため、
アミエビだけでなく、サナギ粉・パン粉・オキアミの配合でバランスを取るのがコツ。
【アキアミ・アミエビの匂いを抑えるには?】
1. 使い終わったらすぐに手を洗う
- アミエビの成分は皮膚に残りやすいので、石鹸やレモン汁を使うと効果的。
2. クーラーボックスは密閉&消臭
- 使用後は酢水や重曹水でしっかり洗浄すると、臭いが残りにくい。
3. 余ったアミエビは冷凍保存
- 常温放置すると急速に発酵するため、使い切らない分は冷凍して再利用。
【まとめ】アキアミ・アミエビの臭いの正体と活用法
- 強烈な臭いの正体はアミン類・硫黄化合物・脂質の酸化。
- 腐敗が進むと臭いが増し、魚を寄せる効果も強くなるが、適度なバランスが重要。
- 手や道具に臭いを残さない工夫も釣りの快適さにつながる。
アミエビの匂いは、釣果に直結する大切な要素。
上手に活用して、磯釣り・堤防釣りの釣果アップを狙いましょう!


