ヒトデの特徴
ヒトデ(棘皮動物門・クモヒトデ綱またはヒトデ綱)は、海に生息する動物で、
放射相称の体を持つのが特徴です。
一般的なヒトデの特徴は以下の通りです。
- 五放射相称(五本の腕)
- ほとんどの種類は5本の腕を持つが、中には6本やそれ以上の腕を持つものもいる。
- 再生能力が高い
- 腕が切れても再生する能力を持つ。
- 一部の種類は体の一部が分裂して繁殖することもある(無性生殖)。
- 管足(チューブフット)で移動する
- 腕の裏側に「管足」と呼ばれる小さな足が無数にあり、水を使って伸縮させることで移動する。
- 口と肛門の位置が特徴的
- 口は体の裏側(腹面)にあり、肛門は表側(背面)にある(ただし一部の種は肛門がない)。
- 胃を外に出して捕食する
- 食道と胃を外に出し、獲物を消化してから体内に取り込む種類が多い。
- 二枚貝を食べる種類は、貝の隙間に胃を送り込んで消化する。
日本に生息するヒトデの種類
日本には約180種のヒトデが生息しているとされています。
代表的なヒトデには以下のような種類があります。
よく見られるヒトデ
- アカヒトデ(Asterias amurensis)
- 日本沿岸で最も一般的なヒトデの一種。
- 5本の腕を持ち、黄色やオレンジ色の体色。
- 漁業被害を及ぼすことがある(ホタテやアサリを食べる)。
- マンジュウヒトデ(Culcita novaeguineae)
- 沖縄などの暖かい海に生息。
- 丸みを帯びた形で、普通のヒトデとは異なる見た目。
- イトマキヒトデ(Protoreaster nodosus)
- 沖縄などで見られる、トゲトゲした外見のヒトデ。
- クモヒトデ(Ophiuroidea)
- 一般的なヒトデとは異なり、腕が長く細い。
- 砂の中や岩の隙間に潜むことが多い。
- オニヒトデ(Acanthaster planci)
- サンゴを食べるため、サンゴ礁の破壊原因になる。
- 毒を持ち、刺されると激痛が走るので注意。
ヒトデは食べられる?
基本的に、日本ではヒトデは食用として一般的ではありませんが、一部の種類は食べられます。
食べられるヒトデ
- 食べられるのは主に卵巣(生殖巣)の部分で、味は「カニミソ」に似ていると言われる。
- 食用可能な種類:
- アカヒトデ(Asterias amurensis):北海道や東北地方では卵巣を塩茹でして食べることがある。
- マンジュウヒトデ(Culcita novaeguineae):沖縄ではまれに食べることがある。
食べる際の注意点
- オニヒトデは毒を持つため食べられない。
- 生で食べると消化不良を起こすことがあるため、必ず加熱調理が必要。
- ヒトデはアンモニア臭が強いものが多いため、基本的には美味しくない。
まとめ
- 日本には約180種のヒトデが生息している。
- アカヒトデやマンジュウヒトデなどは食べることが可能だが、一般的な食材ではない。
- オニヒトデは毒があるため食べられない。
- 味はカニミソに似ているが、アンモニア臭が強いものも多く、あまり美味しくない。
ヒトデは漁業被害を与えることもあるので、駆除を兼ねて食べるのも一つの手かもしれませんが、
あまり食用としてはおすすめできないですね。

