サワラやカツオのように表層を泳ぐ魚、ガシラやチヌなどのように海底で泳ぐ魚がいる。 遊泳層が違えば、身体能力や食性も全く違うのでは?

【魚の泳ぐ層の違いによる特徴】~表層を泳ぐ魚と海底を泳ぐ魚の比較~

魚は「表層を泳ぐ魚(回遊魚)」と「海底を泳ぐ魚(底生魚)」に大きく分けられます。

表層を泳ぐ魚には サワラやカツオ などが代表的で、
海底を泳ぐ魚には ガシラ(カサゴ)やチヌ(クロダイ) などがいます。

サワラの特徴説明。釣太郎

それぞれの違いを【泳ぐスピードの速さ】【行動範囲】【捕食するエサの種類】【体の形の違い】を軸に比較しながら解説していきます。


① 泳ぐスピードの速さ

表層を泳ぐ魚(サワラ・カツオ)
・泳ぐスピードが非常に速い。
・水の抵抗を受けにくい流線型の体をしており、効率的に泳ぐことができる。
・エサを追いかけて捕食するため、一瞬のスピードが重要。
・特にカツオは回遊しながら泳ぎ続ける習性があり、止まることが少ない。

海底を泳ぐ魚(ガシラ・チヌ)
・泳ぐスピードは遅め。
・普段は海底の岩場や砂地にじっとしていることが多い。
・機敏に動くというより、近くに来たエサを待ち伏せして捕らえるタイプ。
・チヌは比較的泳ぎ回るが、それでも表層を泳ぐ魚ほどのスピードはない。

カサゴ ガシラ30㎝


② 行動範囲

表層を泳ぐ魚(サワラ・カツオ)
・広範囲を回遊する。
・特にカツオは、季節によって数百キロ以上の距離を移動する。
・サワラも一定のルートを移動しながら、エサを求めて活発に泳ぎ回る。
・移動が速いため、釣りでは「回遊のタイミング」が非常に重要。

海底を泳ぐ魚(ガシラ・チヌ)
・基本的には狭い範囲で生活する。
・ガシラは岩場やテトラポッドの隙間など、自分の隠れ家(縄張り)を持つ。
・チヌはやや広めの範囲を移動するが、それでも表層回遊魚に比べると限られたエリアで生活する。
・特定のポイントに長くとどまるため、釣れるポイントがある程度決まっている。


③ 捕食するエサの種類

表層を泳ぐ魚(サワラ・カツオ)
・小魚を好んで食べる「フィッシュイーター(肉食魚)」。
・サワラはイワシやアジなどの小魚を狙う。
・カツオは小魚のほかに、イカや甲殻類も食べる。
・泳ぎながらエサを探し、群れで襲いかかることが多い。

週末に集中して解凍予約が入るキビナゴ2.5キロとイワシブロック4㌔。スルルー釣りエサ。釣太郎

海底を泳ぐ魚(ガシラ・チヌ)
・ガシラは主に小魚やエビ、カニなどを岩陰で待ち伏せして捕食する。
・チヌは雑食で、小魚やエビ・カニのほか、貝類やゴカイ(環形動物)も食べる。
・特にチヌは、フジツボやカキなどの貝類を割って食べることもあり、食性が幅広い。

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④ 体の形の違い

表層を泳ぐ魚(サワラ・カツオ)
・水の抵抗を受けにくい 細長い流線型の体 をしている。
・尾びれが大きく、素早く泳げる構造になっている。
・カツオの体は筋肉質で、長時間泳ぎ続けられるようになっている。
・サワラはシャープな体形で、一瞬のスピードでエサを仕留めるタイプ。

海底を泳ぐ魚(ガシラ・チヌ)
・ガシラは頭が大きく、岩陰に隠れやすい体形。
・全体的に寸胴で、瞬発力よりも待ち伏せ型の狩りに適している。
・チヌは側扁した(左右に平たい)体形をしており、水底を効率よく移動できる。
・尾びれはあまり大きくなく、瞬発力よりも安定した動きができるようになっている。


【まとめ】

項目 表層を泳ぐ魚(サワラ・カツオ) 海底を泳ぐ魚(ガシラ・チヌ)
泳ぐスピード 速い(流線型の体) 遅め(待ち伏せ型)
行動範囲 広範囲(回遊魚) 狭い(縄張りを持つ)
捕食するエサ 小魚やイカ(フィッシュイーター) エビ・カニ・貝類(待ち伏せや雑食)
体の形 細長い流線型(高速移動向き) 短く頑丈(岩陰や底に適応)

表層を泳ぐ魚と海底を泳ぐ魚では、泳ぎ方やエサのとり方、体の形まで大きく違います。

釣りをする際も、この違いを理解することで、狙う魚に適した釣り方を選ぶことができます。

例えば、サワラやカツオを釣るなら ルアーを速く動かす 必要があり、
ガシラやチヌを狙うなら 底をじっくり探る 釣り方が効果的です。

それぞれの特徴を知って、より釣果につなげましょう!

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