オキアミ(krill)は、エビに似ていますがエビではなく、プランクトンの一種です。
オキアミの分類
- 動物プランクトンに分類される。
- 甲殻類(エビやカニの仲間)に属するが、エビとは別のグループ。
- **ツノナシオキアミ(南極オキアミ)やツマリオキアミ(北太平洋オキアミ)**などが代表的。
エビとの違い
| オキアミ | エビ | |
|---|---|---|
| 分類 | 動物プランクトン(オキアミ目) | 甲殻類(エビ目) |
| 大きさ | 数センチ程度 | 数cm〜数十cm |
| 生活環境 | 海中を浮遊(プランクトン) | 底生(海底に生息) |
| 食性 | 植物プランクトンを主に食べる | 雑食(動物や藻類などを食べる) |
| 流通 | 釣り餌・養殖魚のエサ・食品 | 食用・釣り餌(シラサエビなど) |
なぜ釣り餌に使われる?
- 小魚のエサになるプランクトンなので、魚にとって自然なエサとして受け入れられやすい。
- サビキ釣り、フカセ釣り、カゴ釣りなど幅広く使われる。
つまり、オキアミは「エビではなく、動物プランクトンの一種」であり、魚にとって自然なエサ
として非常に効果的な釣り餌です!
オキアミの寿命は種類によって異なりますが、一般的に2〜7年程度とされています。
代表的なオキアミの寿命
- ツノナシオキアミ(南極オキアミ):約5〜7年
- ツマリオキアミ(北太平洋オキアミ):約2〜3年
オキアミの成長と寿命の特徴
- 成長が遅い
- 1年で約2cm、成体になるまでに2〜3年かかる。
- 寿命が長め(プランクトンとしては例外的)
- 他の動物プランクトン(カイアシ類など)は数週間〜数ヶ月で寿命を迎えるが、オキアミは数年生きる。
- 脱皮を繰り返す
- カニやエビのように成長するために定期的に脱皮する。
- 飢餓に強い
- 餌が不足すると、自らの体を縮めて生き延びることができる(南極オキアミの特徴)。
オキアミは短命なイメージがありますが、実際には数年単位で生きる意外と長寿なプランクトン
なんです!


