マルソウダ(マルソウダガツオ)は、生食すると美味しいものの、食あたりを起こすことがある魚です。
その原因として、以下のようなものが挙げられます。
1. ヒスタミン中毒(ソウダガツオ特有のリスク)
原因:
マルソウダはヒスチジンというアミノ酸を多く含み、これが細菌の作用でヒスタミンに変化します。
ヒスタミンが一定量を超えると**食中毒(ヒスタミン中毒)**を引き起こします。
症状:
・食後30分~1時間で顔のほてり、じんましん、嘔吐、下痢など
・アレルギー症状に似た反応(ヒスタミンが原因)
・重篤なケースでは血圧低下や呼吸困難
対策:
✅ 釣ったらすぐに血抜き・内臓処理・冷却する(細菌の増殖を防ぐ)
✅ 鮮度が落ちたものは食べない(常温放置でヒスタミンが急増)
✅ 冷蔵でも安心はできない(ヒスタミンは加熱や冷凍でも分解されない)
2. アニサキス(寄生虫)
原因:
マルソウダにはアニサキスが寄生している場合があり、生食すると食あたりの原因になります。
特に内臓に多くいるが、死後時間が経つと筋肉(身)にも移動する。
症状:
・食後数時間~数十時間で激しい胃痛・嘔吐
・腸に移動した場合は腸閉塞のような症状
対策:
✅ 目視で確認し、アニサキスがいれば取り除く
✅ 加熱(60℃以上で1分)または冷凍(-20℃で24時間以上)
✅ 鮮度が落ちる前に食べる(内臓からの移動を防ぐ)
3. 腐敗菌や細菌による食中毒
原因:
マルソウダは傷みやすい魚のため、保存状態が悪いと細菌が繁殖し、サルモネラ菌や腸炎ビブリオ
などによる食中毒の原因になります。
症状:
・腹痛、下痢、嘔吐、発熱
対策:
✅ 釣った直後に氷締めして冷却
✅ 早めに食べる(長時間の常温放置は厳禁)
✅ 衛生的な包丁・まな板を使用する(生魚を扱った後はしっかり洗浄)
まとめ:マルソウダの食あたり原因と対策
| 原因 | 主な症状 | 対策 |
|---|---|---|
| ヒスタミン中毒 | 顔のほてり、じんましん、嘔吐 | 釣ったらすぐ冷やす・鮮度管理徹底 |
| アニサキス | 胃痛・嘔吐・腸閉塞 | 目視確認・冷凍・加熱処理 |
| 細菌(サルモネラ・腸炎ビブリオ) | 腹痛・下痢・発熱 | 速やかに血抜き・冷却・衛生管理 |
マルソウダは鮮度が良ければ非常に美味しいですが、すぐに傷みやすいため慎重な扱いが必要です。
特にヒスタミン中毒は、加熱しても防げないので、保存方法に気をつけましょう。


