エラは実は内臓よりクサイ!?釣り人必見!
魚の「生臭さ」といえば、内臓の匂いを思い浮かべる方が多いですが、実はエラの方が内臓以上に
匂いが強いことをご存じですか?
その理由と釣り人が知っておくべきポイントをお伝えします!
なぜエラはクサイのか?
1. 血液が集中している場所だから
エラは魚が呼吸をするために大量の血液が流れる場所です。
血液には鉄分を含むヘモグロビンが多く含まれており、これが酸化すると特有の生臭い匂いを発します。
内臓よりも血液が多いため、匂いが強く感じられるのです。
2. 外界と直接接触する器官
エラは魚が口から吸い込んだ水を通して酸素を取り込む重要な器官です。
そのため、水中の有機物や微生物がエラに付着しやすく、これが分解されることで匂いが発生します。
内臓は体内に守られていますが、エラは常に外界にさらされているため、匂いが強くなりがちです。
3. トリメチルアミン(TMA)の濃縮
魚特有の「魚臭さ」の原因となるトリメチルアミン(TMA)は、エラで濃縮されやすい傾向があります。
エラは体内の塩分調整にも関わるため、TMAが体外へ排出される過程で匂いが強くなります。
釣り人へのアドバイス:匂いを軽減する方法
- 釣ったらすぐにエラを外す
エラを早めに取り除くことで、生臭さの原因を抑えることができます。特に青物や根魚は、血液の多さから匂いが強くなりがちなので注意! - 流水でエラを洗う
エラに付着した有機物や粘液をしっかり洗い流すことで匂いを軽減できます。 - 締める際に血抜きを徹底する
エラを切ってしっかり血抜きすることで、魚全体の匂いを抑えることができます。
「内臓よりエラがクサイ」を知っていると釣りがもっと楽しく!
エラの匂いをしっかりケアすることで、魚の鮮度や味がぐっと良くなります。
釣り上げた魚を美味しく食べるために、ぜひエラの処理にも気を配ってみてください!
この知識で、釣り仲間にも一歩先の魚の取り扱いを自慢できるかもしれません!


