魚のエラは食べる部分ではありませんが、生物として非常に重要な機能を担っています。
以下にエラの主要な役割を説明します。
1. 呼吸(酸素の取り込みと二酸化炭素の排出)
- 水がエラの間を通過する際、エラの細かい膜(エラ弁)を介して酸素を吸収し、二酸化炭素を放出します。
- エラは効率的にガス交換を行う構造を持っており、水中でも低い酸素濃度で生きることを可能にしています。
2. 浸透圧調整(塩分バランスの維持)
- エラは水中の塩分濃度に応じて体内の塩分や水分のバランスを調整します。
- 海水魚の場合:体内の水分が失われないよう塩分の排出を行います。
- 淡水魚の場合:余分な水分を排出して塩分を保持します。
3. アンモニアなどの老廃物の排出
- エラは、アンモニアなどの代謝老廃物を体外に排出する役割も担っています。
- これは魚の腎臓と連携して行われるプロセスです。
4. 血液循環の一部としての役割
- エラには多くの毛細血管が集中しており、酸素の取り込みとともに血液を全身に循環させるための重要な場所です。
- 血液はエラを通過しながら酸素を受け取り、体中に供給します。
5. 感覚器官としての補助機能
- エラ付近の感覚細胞は、周囲の水流や酸素濃度の変化を感知することができます。
- これにより魚は水中で効率よく移動し、適応することができます。
補足:エラの構造の特異性
- エラ弁:非常に薄く広い面積を持ち、効率的なガス交換を可能にしています。
- 保護蓋(鰓蓋/さいがい):外部の刺激や異物からエラを守る役割があります。
エラは単なる呼吸器官ではなく、魚の生存に不可欠な多機能器官です!

