グレ(メジナ)50cm級がヒットした場合、磯竿1.5号とハリス1号の組み合わせで耐えられるか
どうかは、釣り人の腕前や状況次第ですが、非常に厳しい条件と言えます。
以下に詳しく分析します:
1. グレ50cmの強さ
- グレ50cm級は、体重が2.5~3kg程度になることが多く、パワーとスタミナが非常に強いです。
- 特に大型グレは、強烈な突っ込みや根に潜る性質を持つため、ラインに大きな負荷がかかります。
2. 磯竿1.5号の適正負荷
- 磯竿1.5号は、一般的に負荷が1.5~4kg程度を想定しています。50cm級グレにも対応可能な範囲ではありますが、竿のしなりを最大限に活かして魚の動きをコントロールする技術が必要です。
3. ハリス1号の耐久力
- ハリス1号の耐力は、**約1.8kg~2kg(結束部を考慮すると1.5kg前後)**が限界です。
- グレが突っ込んだ際の一瞬の負荷や、岩やサンゴに擦れることで簡単に切れる可能性があります。
4. 耐えるための条件
以下の条件を満たせば、耐えられる可能性が高まります:
(1) ドラグ調整
- ドラグ設定を適切に調整し、魚が強く突っ込んだ際にラインが滑り出るようにしておくことで、ハリスにかかる負荷を軽減できます。
(2) 根から引き離す技術
- 大型グレは、根に潜り込もうとする習性があるため、ヒット後は竿を立てて魚を根から引き離す操作が求められます。
(3) ライン操作
- ハリスが岩場やサンゴに擦れないよう、竿を立ててラインの角度を調整し続ける必要があります。
(4) 時間をかける覚悟
- 強引に引き寄せるとハリスが切れるため、魚が体力を消耗するのを待ちながら慎重にやり取りをすることが重要です。
5. リスクと対策
リスク
- 突っ込みや根ズレでハリスが切れる可能性が非常に高い。
- 魚との長時間のやり取りで竿やリールに負荷がかかり、トラブルが起きるリスクもあります。
対策
- ハリスを1.5号~2号に強化する。これで耐久力が大幅に向上します。
- 磯竿2号以上に変更することで、余裕を持ったやり取りが可能になります。
結論
磯竿1.5号+ハリス1号でも、ドラグ調整や魚とのやり取り次第では50cm級グレを釣り上げること
は可能です。
ただし、非常に高度な技術が求められ、ハリス切れのリスクも高いため、初心者や確実にキャッチ
したい場合には、ハリスを1.5号以上に強化するのが無難です。