魚の中で性転換しないもの、雄性先熟、雌性先熟の割合は、それぞれの繁殖戦略や進化の過程に
よって異なります。
以下に割合と代表的な釣魚を挙げ、詳しく説明します。
1. 各タイプの割合
性転換しない魚
- 割合: 海水魚全体の80%程度が性転換しないとされています。
- 性が出生時から固定され、終生変化しません。
- 代表魚:
- アジ(マアジ、ムロアジ)
- 性別は固定されており、オス・メスともに同じ環境で成長します。
- サバ(マサバ、ゴマサバ)
- 性転換せず、産卵時期に群れで繁殖します。
- イワシ(カタクチイワシ、マイワシ)
- 小型魚で、繁殖戦略に性転換を必要としません。
- ヒラメ
- 性別が固定されており、オス・メスで体の成長や行動に特徴があります。
- アジ(マアジ、ムロアジ)
雄性先熟(最初はオス → 後にメス)
- 割合: 性転換する魚の中で、10%以下とされています(比較的少数派)。
- 雄性先熟は小型で群れを形成する種で見られます。
- 代表魚:
- ブダイ(アイブダイ、ナンヨウブダイなど)
- 初めはオスとして縄張りを守り、成長後に大型のメスに変化します。
- スズメダイの一部種(例: ミスジリュウキュウスズメダイ)
- 小型で浅瀬に生息し、繁殖期に群れ内の性比に応じて性転換します。
- ブダイ(アイブダイ、ナンヨウブダイなど)
雌性先熟(最初はメス → 後にオス)
- 割合: 性転換する魚の中で90%程度と大多数を占めます。
- ハタ科やベラ科などの魚に多く見られる。
- 代表魚:
- キジハタ(アコウ)
- 若い時はメスとして卵を産み、大型個体がオスに変わり繁殖を主導します。
- アカハタ
- 成熟したメスが大型化するとオスへと変化。
- マハタ
- 高級魚として知られ、雌性先熟の繁殖戦略を持ちます。
- カワハギ
- メスとして成長し、群れ内の競争によってオスへ変化することがあります。
- キジハタ(アコウ)
釣り人にとっての実践的な視点
性転換しない魚の狙い方
- 性別がサイズや生息環境に依存しないため、大きさや群れの行動を重視して釣りを計画することが重要。
- アジ・サバ・ヒラメは群れを作りやすいため、季節や潮流を狙った効率的な釣りが可能。
雄性先熟魚の狙い方
- 若いオスは縄張り意識が強いため、小型のカラフルな個体を狙うのも楽しみのひとつ。
- ブダイのように、オスの派手な色彩と行動を観察しながらポイントを選ぶと良い。
雌性先熟魚の狙い方
- 大型の個体がオスである可能性が高いため、根魚を狙う際にはサイズを重視。
- キジハタやアカハタなどは、大型オスが縄張りを守る岩場や根の周辺が好ポイント。
まとめ
- 性転換しない魚: 約80%(例: アジ、サバ、ヒラメ)
- 雄性先熟: 約10%以下(例: ブダイ)
- 雌性先熟: 約90%(例: キジハタ、アカハタ、カワハギ)
性転換の有無やタイプを理解することで、魚の行動や生息環境を予測し、釣果を上げるための戦略
を立てることが可能です!


