グレは視力優位の魚だが、黒鯛(チヌ)は?

**グレ(メジナ)**が視力優位の魚であるのに対し、黒鯛(チヌ)は視力だけでなく嗅覚や味覚も

重視する魚です。

以下に両者の感覚器官の違いや、黒鯛がどのように餌を探すかについて詳しく説明します。


1. 黒鯛(チヌ)の感覚器官の特徴

視覚

  • 優れた視力:
    • 黒鯛は視覚を活用して餌を認識しますが、グレほど視覚だけに頼るわけではありません。
    • 特に動くものや色鮮やかなものに反応しやすく、ウキ釣りやフカセ釣りでアタリを出す場合に重要です。
    • 水深が浅く明るい環境では視覚を駆使して餌を見つけることが多いです。
  • 警戒心が強い:
    • 黒鯛は視覚で異常を察知しやすい魚でもあります。太いハリスや不自然な動きに敏感で、視覚的に不自然な仕掛けを避けることがあります。

嗅覚

  • 匂いに敏感:
    • 黒鯛は嗅覚を活用して餌を探すことが得意で、特に海底に沈んでいる匂いの強い餌(カニ、貝類、ゴカイなど)に強く反応します。
    • 発酵系の餌(サナギや練り餌)にも反応しやすいのは、嗅覚が発達しているためです。
  • 撒き餌の効果:
    • 匂いのある撒き餌を使うことで、広範囲から黒鯛を寄せることができます。
    • 視力だけでなく嗅覚に頼るため、濁った水中でも撒き餌の匂いでエサ場を特定します。

味覚

  • 味を確認する行動:
    • 黒鯛は餌を口に含んでから「食べられるか」を判断することが多く、味覚も発達しています。
    • 練り餌やコーンの甘味、サナギや貝類の旨味などが効果的です。
    • 味覚による判断のため、餌を口に含んだ後に吐き出すこともあり、このタイミングを逃さないことが釣りのポイントです。

聴覚と側線感覚

  • 水流や振動に敏感:
    • 黒鯛は側線感覚を活用して水流や周囲の動きを感じ取ります。
    • 浮き釣りやフカセ釣りでは、自然な動きで餌を漂わせることが重要です。
    • 激しい音や振動は警戒心を高める原因となるため注意が必要です。

2. グレとの比較

感覚器官 黒鯛(チヌ) グレ(メジナ)
視覚 視力は良いが嗅覚や味覚も重視 非常に優れた視覚で餌を認識
嗅覚 匂いに敏感で撒き餌が効果的 匂いには反応しにくい
味覚 餌を味見してから食べる傾向 味覚より視覚重視
警戒心 非常に高い。餌や仕掛けの違和感に敏感 視覚的な異常に敏感だが食い付きは積極的
餌の選択 匂いの強い餌や旨味が重要 視覚的に自然な餌が効果的

3. 黒鯛釣りにおける感覚器官の活用

視覚を利用する釣り

  • フカセ釣りやウキ釣り:
    • 浮き餌を潮に自然に流すことで、視覚で黒鯛に餌を認識させる。
    • 見た目が自然な撒き餌(オキアミなど)が効果的。

嗅覚を利用する釣り

  • 団子釣りや紀州釣り:
    • 匂いの強い練り餌や発酵系餌を使い、匂いで黒鯛を寄せる。
    • 濁りのある水や深場でも効果的。

味覚を利用する釣り

  • エサの選択:
    • 味覚を刺激する甘味や旨味の強い餌(コーン、サナギ、貝類など)を選ぶと、食い付きが良くなる。
    • 一度口に含ませたらアタリを見逃さないことが重要。

4. まとめ

黒鯛(チヌ)は視覚、嗅覚、味覚のバランスが取れた感覚器官を持ち、特に嗅覚と味覚の発達がグレ(メジナ)とは異なる点です。以下のポイントを釣りに活かせます:

  1. 視覚重視の釣り場: 水が澄んだ場所では、自然な見た目の餌や仕掛けが効果的。
  2. 嗅覚重視の釣り場: 濁った水や深場では、匂いの強い餌(練り餌、サナギ)が効果的。
  3. 味覚重視の餌選び: 食い渋り時にはコーンやサナギのような旨味のある餌が有効。

これらを活かすことで、黒鯛の特性を引き出し、釣果を上げることができます!

タイトルとURLをコピーしました