キス(シロギス、英名:Japanese whiting)は、日本沿岸で釣りのターゲットとして人気の高い魚です。
その特徴、最大サイズ、寿命について詳しく説明します。
キス(シロギス)の基本情報
- 学名: Sillago japonica
- 英名: Japanese whiting
- 地方名: キス、シロギス、ギスなど(地域による呼び方の違いあり)
- 分布: 日本全国の沿岸、特に砂地の多い浅瀬で見られる
特徴
- 体色と形状
- 細長い流線形の体型で、砂地に適した形状をしています。
- 体色は銀白色で、背中側はわずかに青緑がかった色をしており、腹側は白い。水中で目立たないよう、保護色を持っています。
- 生息環境
- 主に砂地や砂泥底に生息し、波打ち際や浅場から水深50メートルほどの沖合まで広く分布しています。
- 産卵期(春から初夏)には浅瀬に多く集まる傾向があります。
- 行動
- 群れを作る習性があり、比較的小さなグループで行動することが多い。
- 餌となるゴカイ、アミ類、小型の甲殻類などを砂の中から見つけて捕食します。
- 釣りのターゲットとしての魅力
- 初心者からベテランまで楽しめる釣り対象魚で、特に投げ釣りの人気ターゲットです。
- その引きは「小気味よい」と評され、釣り人にとって楽しさを提供してくれる魚です。
最大サイズ
- シロギスの平均サイズは15~25cm程度ですが、稀に30cmを超える個体もいます。
- 最大サイズの記録では、35cm前後に達する個体が確認されています。このような大型個体は「ピンギス」(小型のキス)に対し、「尺ギス」と呼ばれることがあります。
寿命
- シロギスの寿命は一般的に3~4年とされています。
- 大型個体は3年以上生きたものが多く、成長スピードが比較的速い魚です。
- 1年目で約10cm、2年目で約15~20cmに成長するといわれています。
その他の興味深い特徴
- 味覚的な特徴
- シロギスは白身魚で、淡泊で上品な味わいが特徴です。天ぷら、塩焼き、刺身など、さまざまな料理法に適しています。
- 繁殖
- 産卵期は5~8月ごろで、浅瀬に移動して産卵します。一度の産卵で約1万粒の卵を産むといわれています。
- 卵は砂地に隠されるように産み付けられ、孵化した稚魚は波打ち際で成長します。
- 環境適応力
- シロギスは比較的汚染に強く、都市近郊の海岸でも見られることがありますが、きれいな砂地の海で釣れる個体の方が美味しいとされています。
シロギスは、釣りの楽しさと食味の良さを兼ね備えた魚で、春から秋にかけては特に人気が高まります。
その最大サイズである尺ギスを釣ることは、多くの釣り人の目標でもあります。
寿命が短いため、効率よく成長するのも特徴的です。
釣りだけでなく、食卓でも愛されるシロギスは、まさに日本を代表する沿岸魚の一つと言えます。


