アオリイカ、モンゴウイカ、ケンサキイカ、スルイメイカの栄養価一覧表。何が違う?どうして違う?

以下は、アオリイカ、モンゴウイカ、ケンサキイカ、スルメイカの栄養価を比較した一覧表と、

それぞれの違いの理由について解説します。

栄養価一覧表(100gあたりの一般的な数値)

栄養素 アオリイカ モンゴウイカ ケンサキイカ スルメイカ
エネルギー (kcal) 90 95 85 80
タンパク質 (g) 18 16 17 18
脂質 (g) 0.8 1.2 0.5 0.8
炭水化物 (g) 0.1 0.2 0.2 0.3
タウリン (mg) 1000 800 1100 1300
鉄分 (mg) 0.2 0.8 0.5 0.2
コレステロール (mg) 180 200 160 160
ビタミンB12 (μg) 1.5 1.8 1.6 2.0

主な違いとその理由

1. タンパク質量

  • アオリイカとスルメイカは特にタンパク質が多い。
    • 理由:これらの種は活発に泳ぐため筋肉量が多く、その分タンパク質含有量が高い。

2. 脂質量

  • モンゴウイカはやや脂質が高い。
    • 理由:モンゴウイカは底生性が強く、動きが少ないため脂肪の蓄積が多い傾向にあります。

3. タウリン含有量

  • スルメイカとケンサキイカはタウリンが最も多い。
    • 理由:スルメイカとケンサキイカは深海性が強く、圧力や酸素量の少ない環境に適応するため、タウリンが豊富になっています(タウリンは浸透圧調整や疲労軽減に寄与)。

4. 鉄分

  • モンゴウイカが最も鉄分を多く含む。
    • 理由:モンゴウイカの体内にはヘモグロビンの前駆体が豊富で、血液量や筋肉内鉄分が多いことが影響しています。

5. エネルギー量

  • モンゴウイカがやや高カロリー。
    • 理由:脂質の量が他のイカよりも高いため、エネルギー量に反映されています。

6. ビタミンB12

  • スルメイカが最もビタミンB12を含む。
    • 理由:スルメイカの食性(小魚や甲殻類など)と代謝の特性が影響しています。

違いの背景

  1. 生息環境
    • アオリイカやモンゴウイカは比較的浅い沿岸部で過ごすことが多く、底生性のモンゴウイカは脂質が多い。
    • ケンサキイカやスルメイカは深海を主な生息地とし、タウリンが多く浸透圧調整に適応しています。
  2. 運動量
    • スルメイカは回遊性が強く、筋肉のタンパク質含有量が高い。
    • モンゴウイカは底生性で運動量が少ないため、タンパク質がやや少なく脂肪を蓄えやすい。
  3. 食性と代謝
    • 食べるエサや代謝によって栄養素の含有量に差が生じています(例えば、スルメイカは多種多様なエサを食べるため栄養バランスが良い)。

まとめ

各イカには栄養面での個性があり、用途や健康目標に合わせて選ぶことができます。

  • 高タンパク・低脂肪:スルメイカやアオリイカがおすすめ。
  • 鉄分補給:モンゴウイカが適しています。
  • タウリン摂取:ケンサキイカやスルメイカが良い選択。

どれも美味しく栄養価が高いので、調理法に応じて使い分けると良いでしょう!

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