血が多い魚は、一般的に筋肉や組織に血液が多く含まれていることが特徴で、これにより身に独特の臭みや色が出やすくなります。

以下に、血が多い代表的な魚を紹介します。


1. 青物(回遊魚)

青物は活動量が多く、血液が筋肉に多く流れるため、身に血が多く含まれます。

  • ブリ(ハマチ、ワラサ):成長に伴い血の量も増加します。
  • カンパチ:白身魚ですが、血が多く回遊性が高い魚です。
  • マグロ類(クロマグロ、キハダ、ビンナガ):特に赤身部分に血が多く含まれ、鉄分が豊富です。
  • サバ:血が多く、生臭くなりやすいため処理が重要です。

2. サメ類

サメ類は血液中に尿素を多く含むため、死後に分解されるとアンモニア臭が出やすくなります。

  • ヨシキリザメ:食用として扱われることもありますが、処理が不十分だと臭みが強いです。
  • アオザメ:肉質は良いものの、血が多いため適切な血抜きが必要です。

3. 大型の根魚

根魚でも大型になると血が多くなり、処理が重要です。

  • ハタ類(クエ、アカハタ、マハタ):美味な白身魚ですが、血が多く臭みが出やすい個体もいます。
  • オオモンハタ:中型以上になると血合いが目立ちます。

4. ハマフエフキ(タマン)

タマン(ハマフエフキ)も血が多い魚の一つです。内臓に血が多く、野締めすると血が回り、臭みが出やすい魚です。


5. 深海魚

深海魚は血中に特殊な物質(トリメチルアミンオキサイド)を含み、浮力の調整を行うため、血の風味が強いことがあります。

  • キンメダイ:鮮やかな赤い身が特徴ですが、血合い部分が多いです。
  • アコウダイ:血が多く、大型個体では処理が重要です。

6. 淡水魚

淡水魚は寄生虫や臭みの問題があるため血抜きが重要です。

  • コイ(鯉):血が多く、生臭さが強い魚です。
  • ナマズ:特有の泥臭さや血合いが目立つ魚です。

血が多い魚の処理のポイント

血が多い魚は鮮度が落ちやすく、臭みの原因にもなるため、以下の処理が必須です:

  1. 活締め:魚を即座に締めて苦しませない。
  2. 血抜き:エラや血管から血をしっかり抜く。
  3. 内臓の取り出し:内臓が腐敗すると血が身に回るため、早めに処理する。
  4. 冷却:氷締めで鮮度を保つ。

特に血が多い魚(青物や大型魚)は、適切な処理をすることで臭みを抑え、美味しく食べられます。

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