タマン(タマミ、ハマフエフキ)は釣りのターゲットとして人気が高く、大型になるほど価値が上がる魚ですが、「野締め」のものは市場で価値が低くなることが多いです。
その理由について詳しく説明します。
1. 野締めによる鮮度の劣化
「野締め」とは、釣り上げた魚をそのままクーラーボックスや地面に置いて死なせる方法です。この場合、魚は苦しみながら死ぬため、筋肉に過度な力が入り、肉質が劣化します。具体的には以下の理由が考えられます:
- 乳酸の蓄積:暴れた魚は筋肉に乳酸が蓄積され、身が硬くなり、旨味が損なわれます。
- 血抜き不十分:野締めでは適切に血抜きが行われないため、血が身に回って生臭さの原因となります。
- 内臓劣化:内臓が破裂したり、長時間放置されることで、腐敗が進みやすくなります。
結果として、野締めの魚は市場では「鮮度が落ちている」「臭みがある」と判断され、価格が大幅に下がります。
2. タマンの大型個体は臭みが出やすい
タマンは大型になると脂肪が少なくなる一方、内臓が大きく発達し、臭みが出やすくなります。特に野締めの大型個体では以下の問題が目立ちます:
- 内臓臭:野締めにより内臓が腐敗しやすく、身に臭みが移ります。
- 餌の影響:大型のタマンは甲殻類や魚を多く食べるため、胃や腸内に未消化の餌が残っていることが多く、これが臭みの原因になります。
そのため、大型のタマンは適切に締めないと、品質が低下しやすい魚と言えます。
3. 活締めとの比較
一方で「活締め」「血抜き処理」を施したタマンは以下の点で高い評価を受けます:
- 身が引き締まり、旨味が最大限に残る。
- 血や内臓の臭みが身に移らない。
- 長時間鮮度を保つことができる。
市場では「活締め処理済み」のタマンは高級魚として扱われ、価格も高くなります。
まとめ
タマン(タマミ、ハマフエフキ)の野締めが二束三文になる理由は、主に鮮度の劣化と臭みにあります。
特に大型個体は内臓の腐敗や餌の影響で臭みが出やすいため、適切な処理(活締め・血抜き)が必須です。
釣り人が価値の高い魚を提供するためには、以下の処理を心掛けることが重要です:
- 即座に締める(活締め)
- 血抜きを行う
- 冷却処理(氷締め)
これにより、タマンの美味しさを最大限に引き出し、市場価値も維持できます!


