アオリイカには「居着き(固定型)」と「外洋性(流動型)」の2つのタイプが存在し、それぞれに特徴があります。どちらが美味しいかは一概に決められませんが、環境や食性の違いが味に影響を与えるため、次のような特徴が挙げられます。
居着き型アオリイカの特徴と味わい
- 特徴
- 一定の場所に定住し、浅場や岩礁域などで生活することが多い。
- 海藻や小魚を主食とし、環境の影響を受けやすい。
- 比較的小型の個体が多い傾向。
- 味の特徴
- 餌の豊富な場所に居ついている場合、脂肪分や旨味がしっかりしており、甘みが強い。
- 身が締まっていることが多く、刺身や寿司で食べると美味しいと感じる人が多い。
- 見分け方
- サイズが中小型(300g~1kg程度)の場合が多い。
- 胴体やエンペラに傷が少なく、透明感がある。
- 釣れた場所が浅場や湾内であれば居着き型である可能性が高い。
外洋性アオリイカの特徴と味わい
- 特徴
- 季節ごとに沿岸に回遊してくる。水深の深い場所や沖合で生活することが多い。
- 食性が多様で、甲殻類や小魚を捕食する。
- 比較的大型になることが多い(1kg以上も珍しくない)。
- 味の特徴
- よく動くため筋肉質で、身が締まっている。弾力のある食感が楽しめる。
- 脂肪分が少ない個体が多く、すっきりとした味わいで、火を通す料理(天ぷらや炙り)に向いている。
- 外洋でエサが豊富な環境に育った個体は、旨味も濃くなる傾向。
- 見分け方
- サイズが大型(1kg以上)の場合が多い。
- 胴体やエンペラに傷があることがある(沖合での活発な動きによる)。
- 釣れた場所が沖合や深場なら、外洋性である可能性が高い。
美味しいのはどちら?
好みによりますが、一般的には以下のように評価されます:
- 刺身や寿司向き:居着き型
甘みと脂の乗りが良く、歯切れの良い食感が特徴。居着き型は餌が豊富な場所にいるため、身に旨味が凝縮されている場合が多い。 - 火を通す料理向き:外洋性
弾力のあるしっかりした身で、加熱しても硬くなりにくい。焼き物や揚げ物でその良さが引き立ちます。
見分けるポイントのまとめ
- 釣れた場所:湾内や浅場なら居着き型、沖合や深場なら外洋性。
- サイズ:中小型なら居着き型、大型なら外洋性。
- 身の状態:透明感がありキレイなら居着き型、傷があれば外洋性の可能性。
結論
どちらが美味しいかは調理法や個人の好みによります。刺身や寿司で甘みを楽しみたいなら居着き型、しっかりした食感を求めるなら外洋性がオススメです。どちらもアオリイカ特有の旨味を堪能できるので、釣れた環境や個体の特徴に応じた調理法で楽しんでみてください!


