ヤエン釣りの「あるある」と言えば、イカにアジを放された!という事。
これを経験したことのないヤエン師はいませんよね。
イカがアジを放す理由
これには3パターンあります。
①アジに乗ったイカを手前に寄せている最中に放される。
・違和感を感じて放したのか。←大体これ
・海中で放さざるを得なかったのか(外敵が近くにいたなど)←あまりない
②ヤエン投入後に違和感を感じて放す。
③アジを全部食べ切ったので尻尾だけ放してどっか行く。
このうち③に関しては、タイムリミットに間に合わなかったので仕切り直し。となります。
今回は、①と②について対応方法をご紹介。
まず理解しておくこと
イカも泳いでいるアジを捕まえるのは簡単ではない。という事。
ヤエン釣りのアジは、針に掛かっている自由に動けないカモです。
イカからしたらこれほどのチャンスはないわけです。
アジを捕まえて脳を齧って殺す。 これでも重労働なわけですよ。
せっかく捕まえたカモの獲物に対してはかなりの執着心を持っている。という事を理解しておきましょう。
やりがちな勿体ない行動
イカにアジを放される。 その後の行動ですね。
直ぐに回収して死にアジを外し、活きたアジを付けて投げなおす。
これはもったいない行為です。
イカとの駆け引きがそこでリセットされてしまうわけです。
イカサイドも、せっかく殺したのにまた捕まえる所から。になってしまいます。
イカがアジを放しても、まだ勝負は終わっていない。 これを理解する必要があります。
アジを放された後の確率の高い行動
①アジに乗ったイカを手前に寄せている最中に放される。
このパターンは、放されたらそのまま放置です。
違和感を感じて放したのであれば、そこまで遠くに行っていません。
近くにいるし、せっかく食べていたアジなので執着心があり、乗りなおす確率が高いです。
体感ですが、秋イカは7割位の確率で3分以内に乗りなおしてきます。
これをパスするのは本当にもったいない。
②ヤエン投入後のバラシ

「いや、ヤエンまでバレてしまってるし、これは流石にノーチャンス・・・」
そんなことはありませんよ。
①と明確に違う点がありますよね。
それは、「寄せ」には成功している点です。
ある程度長いこと喰わせてあげている。という所が①と違います。
長時間食っていると、より執着心は増しています。
取るべき対応は、直ぐに回収して道糸のヤエンを外し、放された周辺に死にアジを投げなおす。
これに関しても、秋イカなら60~70%で乗りなおしてきます。
流石にヤエンを入れて掛けた後のバラシはノーチャンスですよ(笑)
ですが、ヤエンの違和感で放した程度なら乗り直しが期待できます。
ここからは流石にダメです(笑)