フグとキタマクラの毒について
フグとキタマクラは、いずれもフグ目フグ科に属する魚類で、体内に猛毒のテトロドトキシンを持っています。しかし、毒の部位や強さに違いがあります。
フグ
- 有毒部位: 皮、肝臓、腸、卵巣、精巣
- 毒力: 部位によって毒力が異なる。肝臓、卵巣、精巣は特に毒性が強い。
- 症状: 摂取後30分~4時間以内に、しびれ、麻痺、呼吸困難、嘔吐、下痢などの中毒症状が現れる。重症の場合は死亡に至ることもある。
- 食用: 調理には国家資格が必要。適切な部位を取り除き、調理しないと食中毒を起こす。
キタマクラ
- 有毒部位: 皮、肝臓、腸
- 毒力: フグよりも毒性が弱い。
- 症状: フグと同様の中毒症状が現れるが、フグよりも軽度の場合が多い。
- 食用: 日本では食用禁止。