アジは暑さと酸欠に弱い回遊魚。
暑いと魚が弱りやすい理由
体温調節機能
魚は変温動物なので、周囲の温度によって体温が変化します。暑くなると体温が上がりすぎて、体内での化学反応が正常に進行しなくなり、弱ったり死んだりすることがあります。
酸素不足
水温が上がると、水中の酸素濃度が低下します。魚はエラを使って酸素を呼吸しているので、酸素不足になると呼吸困難になり、弱ったり死んだりすることがあります。
病気
高温は、魚が病気にかかりやすくなる原因となります。特に、白点病やエロモナス病などの細菌感染症は、高温で発生しやすくなります。
ストレス
高温は、魚にとってストレスとなります。ストレスがかかると、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなったり、弱ったり死んだりすることがあります。
その他
上記以外にも、暑さによって魚の体液バランスが崩れたり、神経系に異常が生じたりすることがあります。
これらの理由により、暑いと魚が弱りやすくなるのです。