イシダイの状態
3月上旬の低水温時(15.4度)に、フカセ釣りで釣れた45㎝の個体。
脂が乗っており、1年の中でも一番おいしい時期だろう。
イシダイとしては最上級の品質です。
刺身:炙り
締めてから3日経過の物です。
刺身は、皮を引いた平造りと、炙りの2種類作ってみます。
皮なしの平造りは、変な臭いもいなく美味でした。
特徴がない味なので、やや物足りない印象もありました。
エンガワの炙り
皮目とエンガワの脂が前面に出ており、非常に美味。
しつこくなく、スッキリしているのもいいですね。
塩焼き
刺身でも書きましたが、変な臭いがないスッキリした魚です。
塩焼きにすると、風味の無さが出てしまいます。
脂はあるのに、物足りない味わいですね。
イシガキダイのクッサイ塩焼きの方が、個人的には好きです。
ソテー
切り身に小麦粉と塩コショウをまぶして、バターでソテーにします。
こうすると、風味のなさがカバーされます。
皮目の脂がすごいので、しっかり焼くとパリパリになります。
これは絶品でした。
肝刺し
新鮮な状態で頂いたので、肝を綺麗に取り出して食べてみます。
しっかりと洗って、付着した血などは除去しましょう!
塩・醤油・ごま油をかけます。
食感はシャリっとしています。
スッキリとした味わいですが、後から脂っぽさが出てきて非常に美味。
鳥刺しなどが好きな方はハマると思います。
クセのない白身と言えばそれまでですが、すべてにおいて風味不足な印象を受けました。
「釣るのは石鯛、食べるのは石垣鯛」と、底物釣り師が声を揃えるのも理解できる回でした。