イシダイ釣りのシーズン 春が大型のノッコミ、初夏は小型、中型の数釣り、秋は魚種多彩で賑やか。

春のイシダイ

春、水温が16~17度になると

沖から入ってくる大型イシダイを狙って

底物釣り師が磯へ通い始めます。

ちょうど、グレ釣りシーズンが落ち着く頃になるので、

磯は空いていることが多いです。

 

水深があって、潮通しの良い場所が一番です。

和歌山県南部の沖磯では、名前の通る有名な磯です。

・串本エリア

潮岬のドウネやコメツブ、出雲の武八

串本大島では、樫野の大ガツオや須江のタライ

袋の一の島や田子のカッサキ

 

・すさみエリア

・見老津の中崎、ソビエト、西、東の一の島

・江須崎の一の島やソビエト

・口和深の三ツ石

・すさみのえび島、カツオ島、潮吹

 

・白浜エリア

・伊古木の沖のセシマ

・日置の川口大島

・市江の大島、四ツ島など

とにかく3月、4月は実績の高い磯がメイン

釣れるのはデカバンと呼ばれるイシダイで

縞々が消えたオス

いわゆる銀ワサと呼ばれるイシダイです。

大きさは60cmが大判の基準となるところで、

65cmくらいまでは毎年春に釣れています。

70cmを超えるサイズも数年に1枚程度上がっています。

ただ、いい時ばかりではなく、まったくアタリがない日もあります。

春は水温が不安定であり、冷たい雨が降った時は底潮が冷えることもあり

まったくエサが取られないという日もあります。

夏のイシダイ

ゴールデンウィークが過ぎるとウニがメインのエサになります。

ただ、5月は水温はまだまだ20度前半で底潮も冷たい日が多いので、

貝エサも一緒に持っていく方が良いです。

エサ取りがいなくてウニに穴も開かないという日もあります。

6月ごろになるとイシダイは活発にエサを追いかけるので、

地磯でも釣れるようになります。

ちょい投げの延長戦で30mも投げれば大丈夫。

アタリも多くなり

ビギナーが底物釣りを始めるならこの時期が一番。

 

釣れるサイズは縞模様のはっきりとした40cm前後が多いです。

40cm以下の大きさのイシダイをサンバソウと呼びます。

この頃からイシガキダイやイガミ(ブダイ)、コロダイ、

タマミ(ハマフエフキ)、アオブダイなどの外道も釣れ始めます。

 

秋のイシダイ

秋は浅い場所が一番。

ここ最近ではイシダイだけを狙うなら、みなべが一番。

みなべはイシガキダイが少なく本命が釣れやすい。

他エリアはイシガキダイが非常に多く、イシダイの魚影が薄くなっています。

イシダイも居るには居るのですが、イシガキダイの方が先にエサを食べてしまいます。

秋は台風シーズンでもあり、海が荒れた後は荒食いチャンスがあります。

1日に底物竿が10回舞い込むのも見れるのは、この時期です。

エサのウニは40個くらいは必要です。

冬のイシダイ

深場に落ちていくイシダイ

タイミングがあえば、大型イシダイにチャンスもあり。

季節風が吹き始めて、竿出しする場所が限られ

イシダイ釣りをする方も減り始め

グレ釣りにシフトしていきます。

エサのウニはだいたい年末くらいまでの販売ですが、

12月も半ばを過ぎると、イシダイ釣りに行かれる方は一気に減ってしまいます。

 

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