同じ大きさのアジなのにスーパーでは1匹150円。大して活アジは258円。釣太郎はぼったくりだ。

「同じ大きさなのに、なんでこんなに高いんだ」と疑問に思う方もいるかも?

しかし、これは決してぼったくりではありません。

魚の値段は「大きさ」だけで決まるわけではなく、「鮮魚」か「活魚」かでコスト構造が根本から変わるからです。

その裏側にある、生きたまま魚を届けるための道のりをご説明します。

1. 水揚げ時の手間の違い

スーパーに並ぶ鮮魚の多くは、網で大量に獲ってそのまま氷水で締めます。

一方、釣り餌となる活アジは、鱗が剥がれたり弱ったりしないよう、極めて慎重に扱われます。

生きたまま港へ持ち帰るため、漁師さんの労力と気遣いが全く異なるのです。

2. 運送コストの圧倒的な差

鮮魚は発泡スチロールに氷と詰めて、トラックの荷台いっぱいに重ねて効率よく運ぶことができます。

対して活魚は、魚が呼吸できるように「大量の海水と酸素」を一緒に運ばなければなりません。

水は非常に重いため、専用の活魚トラックを使っても一度に運べるアジの数は限られ、輸送コストが大きく跳ね上がります。

しかも活魚車は普通車と違い、破格の価格です。

3. お店での徹底した管理と設備投資

お店に到着してからも、活アジの管理には多大なコストがかかります。

鮮魚は冷蔵スペースに並べるだけですが、活アジは大型水槽、強力なポンプ、水温を保つクーラーなど、24時間体制の生命維持装置が必要です。

莫大な設備代や電気代がかかる上、どれだけ手厚くケアしても途中で死んでしまうリスク(ロス)も価格には反映されています。

つまり「生命維持費」が含まれている

活アジの価格には、魚を元気なまま釣り人の皆様へお渡しするためのコストが全て含まれています。

元気に泳ぎ回る活アジだからこそ、警戒心の強いアオリイカや大物を引き寄せることができるのです。

この裏事情を知れば、活アジの値段が決して高すぎるわけではないとご納得いただけるはずです。

 

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