今日ご紹介するのは、鮮やかな赤い体が特徴的なオジサン(地方名でメンドリとも呼ばれます)というお魚です。
オジサンやメンドリといった呼び名で親しまれていますが、正式にはヒメジ科に属する立派な海水魚なんですよ。
写真を見ていただくとわかるように、同じ赤い魚でも一匹ずつ色の濃淡や模様に個性が光っていますよね。
深い赤色をしている子もいれば、少し明るい朱色に近い子や網目模様がはっきりしている子もいて、海の中でどんな生活をしてきたのか想像するだけでもワクワクしてきます。
この鮮やかな体色は、岩礁帯やサンゴ礁といった複雑な環境で身を隠すための保護色になっているとも言われているんです。
釣り人の間ではお馴染みのターゲットですが、そのユニークな名前の由来は口元に生えている立派なヒゲにあります。
海底の砂や岩の隙間をこのヒゲで器用に探りながら、隠れている小さなエビやカニなどの甲殻類を探し出して食べているんですよ。
釣太郎の周辺の海でも、潮通しの良い岩場などでよく姿を見せてくれる愛嬌のあるお魚です。
見た目の派手さから少し敬遠されがちですが、実は白身で非常に美味しくいただける隠れた高級魚でもあります。
お刺身にすると皮目に独特の旨味があるので、皮を引かずにサッと炙りにするのが私の一番のおすすめの食べ方です。
もちろん煮付けや唐揚げにしてもホクホクとした身の食感を楽しむことができ、どんな料理にも合う万能な魚と言えますね。
海の生き物は本当に多様で、同じ種類でもこのように一匹ずつ違う表情を見せてくれるのが釣りの醍醐味の一つです。
皆さんも海でこのオジサン(メンドリ)に出会ったときは、ぜひその美しい色の濃淡や立派なヒゲをじっくりと観察してみてくださいね。

