活〆は、脳を破壊して即死させ、神経を抜き取ることで、鮮度劣化の原因となる生体反応を停止させる技術です。
このとき、エラ呼吸や口を動かす筋肉が弛緩したり、収縮したりすることで口が開くことがあります。
魚は死後、体内のアデノシン三リン酸(ATP)が分解され、筋肉が収縮して動かなくなる「死後硬直」という現象が起こります。
魚の頭部にある筋肉(口を閉じる筋肉やエラを動かす筋肉など)もこの過程で収縮します。
死後硬直は死後数時間から数十時間後に始まりますが、活〆直後から口を閉じる筋肉が緩んだり、逆に収縮したりすることで口が開くことがあります。
また、魚は水中でエラ呼吸を行いますが、エラ蓋を閉じる筋肉と口を閉じる筋肉が連動しており、活〆直後に筋肉が弛緩すると口が開くこともあります。
さらに、神経抜きという処理で背骨の中にある脊髄を抜き取ると、神経による筋肉への伝達が遮断されるため、口の筋肉が弛緩して口が開くことが一般的です。
このように、活〆によって生命活動が停止し、筋肉や神経の状態が変化することで、魚の口が開くのです。

