アジは日本の食卓だけでなく、アオリイカ釣りの「活けアジ」としても欠かせない魚です。
しかし近年、アジの漁獲量は全国的に減少し続けており、活けアジの価格上昇に直結しています。
農林水産省の「海面漁業生産統計調査」によると、アジ類の全国漁獲量は 2014年の約16万tから、2023年には約9〜10万tへと大幅に減少 しました。
特に2019年は 9.7万t と、過去40年で最も低い水準でした。
この長期的な減少トレンドは、釣り餌としての活けアジ価格にも大きな影響を与えています。
■ 和歌山(太平洋系群)は特に厳しい状況
和歌山県が属する「太平洋系群」は、全国の中でも資源量が低い海域です。
2022年の太平洋系群の漁獲量は 1.5万t と非常に低く、資源量も 5.6万t と低位で推移しています。
つまり、和歌山で活けアジが高いのは、地元海域の資源が減っているためという、非常に説明しやすい構造になっています。
■ 2024年は「二極化」:西日本は回復、太平洋側は低位のまま
2024年の最新データでは、対馬暖流系群(長崎・島根など西日本)では0歳魚の加入量が大幅に回復し、資源改善の兆しが見られます。
しかし、太平洋系群は依然として低位のままで、和歌山の活けアジ価格が下がる見込みは薄い状況です。
■ まとめ:活けアジの値上げは「避けられない構造」
- 全国的にアジの漁獲量は減少
- 特に太平洋系群(和歌山側)は深刻
- 2019年以降は歴史的な不漁水準
- 2024年も太平洋側は改善せず → 活けアジの価格上昇は、構造的に避けられない

