海で釣りをしていると、不思議な光景を見ることがあります。
遠くの海面で突然鳥が集まり、
カモメやウミウが一斉に海面へ突っ込み始める。
そしてその下では、
イワシやアジの群れが追われ、青物がボイルしている。
釣り人はこれを「鳥山」と呼びます。
しかしここで疑問が生まれます。
海鳥はどうやって魚の位置を見抜いているのでしょうか。
実は海鳥の目には、人間には見えない世界が見えています。
海鳥の視力は人間よりはるかに高い
まず驚くのが視力です。
海鳥の視力は
人間の約4〜8倍
と言われています。
上空を飛びながらでも
小魚の群れ
海面の変化
水面のきらめき
を見分けることができます。
さらに海鳥は広い視野を持っています。
空を飛びながら海全体を観察できるため、
魚の群れを見つける能力が非常に高いのです。
海鳥は紫外線を見ることができる
海鳥が魚を見つけるもう一つの秘密が
紫外線視覚
です。
多くの鳥は、人間には見えない
紫外線(UV)
を見ることができます。
紫外線は太陽光の一部で、
人間の目にはほとんど見えません。
しかし鳥の目は、この光を感知できます。
魚の体は紫外線を反射する
海の中では、魚の体が紫外線を反射します。
特に
イワシ
キビナゴ
カタクチイワシ
などのベイトフィッシュは、
体表の銀色の鱗が紫外線を強く反射します。
そのため海鳥には
魚の群れが光って見える
とも言われています。
人間にはただの海面でも、
鳥には魚の存在がはっきり分かる可能性があります。
海面の変化も読み取っている
海鳥は紫外線だけでなく、
海面のわずかな変化も見ています。
例えば
ベイトが集まる波紋
海面の乱れ
ナブラ
などです。
青物がベイトを追い込むと、
海面の動きがわずかに変わります。
この変化を、鳥は遠くから察知します。
海鳥は「魚群探知機」のような存在
釣り人にとって海鳥は
厄介な存在
エサを奪う存在
と思われがちですが、
実は大きなヒントをくれます。
鳥が集まる場所には
ベイトがいる
魚がいる
可能性が高いです。
つまり海鳥は
天然の魚群探知機
とも言える存在なのです。
要約
海鳥が魚の位置を見抜ける理由には
高い視力
広い視野
紫外線視覚
があります。
魚の体が反射する紫外線や
海面のわずかな変化を見て、
海鳥は魚の群れを見つけています。
海で鳥が騒いでいたら、
その下では魚の捕食が起きている可能性があります。
釣り人にとって海鳥は
海の状況を教えてくれる重要な存在
と言えるでしょう。

