まずは、見分けるための決定的な違いを表にまとめました。
釣れたらまず、**「腹鰭(はらびれ)の位置」と「鱗(うろこ)」**に注目してください。
| 比較項目 | アカカマス(本カマス) | ヤマトカマス(水カマス) | タイワンカマス |
| 腹鰭の位置 | 背鰭より「前」にある | 背鰭より「後ろ」にある | 背鰭のほぼ真下にある |
| 鱗の質感 | 大きくて剥がれにくい | 細かくて剥がれやすい | 細かい(体に黒い横斑あり) |
| 体色・特徴 | やや赤み(黄色)を帯びる | 青みがかった銀白色 | 黄色っぽく、側線に斑点 |
| 食味の評価 | 最高(干物に最適) | 普通(水分が多い) | 普通(フライなどに) |
種類別・さらに詳しい見分けのコツ
1. アカカマス(通称:本カマス)
釣り人にとっての「当たり」がこのアカカマスです。
最大の特徴は、腹鰭が背鰭の付け根よりも頭側に位置していること。
鱗もしっかりしており、体全体に脂が乗ったような黄色みを帯びているのが特徴です。
刺身でも干物でも絶品なのは、間違いなくこの種類です。
2. ヤマトカマス(通称:水カマス)
アカカマスに比べて体が少し細長く、身に水分が多いため「水カマス」と呼ばれます。
見分けるポイントは、腹鰭が背鰭よりも尾側(後ろ)に付いていること。
鱗が非常に細かく、釣った際にバケツの中で鱗が大量に剥がれ落ちていたら、ヤマトカマスの可能性が高いです。
3. タイワンカマス
南紀など暖かいエリアで時折混ざるのがタイワンカマスです。
最大の特徴は体側にある数本の黒い横斑(縞模様)。
腹鰭と背鰭の位置はほぼ同じ垂直線上にあります。
他の2種に比べて口がより尖って見えるのも識別ポイントの一つです。
釣り場でのクイック診断フローチャート
「いちいち表を見るのは面倒!」という方は、以下の手順で確認してください。
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腹鰭の位置をチェック!
背鰭より前なら ⇒ アカカマス(確定)
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腹鰭が後ろなら、鱗をチェック!
鱗が細かく、銀色なら ⇒ ヤマトカマス
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体に縞模様があれば?
⇒ タイワンカマス

