南紀の海で毎日潮風を浴びながら、アオリイカの動きを追い続けている釣り人です。
黒潮の恩恵を受ける南紀の海は、底まで丸見えになるほどの「ド澄み潮」になることがよくありますよね。
水が綺麗すぎる状況は人間にとって気持ちが良いですが、警戒心の強いアオリイカを騙すのは一気に難しくなります。
エギのカラー選びを少し間違えるだけで、イカがスーッと逃げていくのを目の当たりにした経験がある方も多いはずです。
今回は、そんな南紀のシビアな澄み潮で確実に釣果を伸ばすための、エギのカラーローテーションの極意をお伝えします。
1. 下地(テープ)は「ケイムラ」と「クリア」が最強です
澄み潮攻略の最大の鍵は、エギの布の下に巻かれている下地テープの色にあります。
太陽の光が海底まで強烈に届く澄み潮では、ゴールドやマーブルのようなギラギラした反射はイカに違和感を与えてしまいます。
そこで圧倒的な強さを発揮するのが、紫外線に反応して青白く光る「ケイムラ」や、光を自然に透過する「クリア(透明)」ボディです。
これらは海中で本物のシラスや小魚のような透明感を演出し、スレたイカの警戒心を解きほぐしてくれます。
まずはこの2つの下地をパイロットルアーとして先発させるのが、南紀エギングの鉄則です。
2. 表生地は徹底的に「ナチュラル」に寄せます
下地が決まったら、次はエギの表面を覆う布の色を選びます。
澄み潮でイカの視界がクリアな時は、ピンクやオレンジなどの派手なアピールカラーは一旦ケースにしまっておきましょう。
アジやイワシなどの小魚をリアルに再現したナチュラル系や、海底の海藻に馴染むオリーブ、ブラウン系が圧倒的に有利になります。
その釣り場にどんな小魚が泳いでいるかを観察し、そのベイトフィッシュの体色にエギを合わせる「マッチ・ザ・ベイト」が釣果を分けるのです。
イカの視覚に違和感を与えない、海に溶け込むような色合いを探すのがポイントになります。
3. スレた時こそ「一瞬のド派手カラー」で狂わせます
ナチュラルカラーで反応がなくなった時が、ローテーションの本当の腕の見せ所です。
ずっと地味な色を見せられ続けて飽きているイカに対し、あえて一投だけド派手なピンクや夜光(グロー)を投入します。
この急激な視覚の変化による「リアクションバイト」を狙うテクニックが、澄み潮では驚くほど効果を発揮するのです。
派手な色でイカの興味を再び引き付け、もし抱かなければすぐ元のナチュラルカラーに戻して抱かせる、という連携プレイが最強のローテーション術となります。
まとめ:澄み潮はごまかしが効かないからこそ面白いです
澄み潮のエギングはごまかしが効かない分、カラー選びの引き出しの多さがそのまま釣果に直結します。
ケイムラやクリアで警戒心を解き、ナチュラルカラーで食わせ、時には派手な色で焦らす。
このローテーションを意識するだけで、南紀の気難しい春イカも必ずあなたのエギに抱きついてくるはずです。
釣行前にどんなカラーを揃えればいいか迷った時は、ぜひ釣太郎の店頭で今の海にピッタリのエギを一緒に選びましょう。

