禁断の美味か地獄の入り口か、マルソウダのヒスタミン中毒に要注意です。

秋から春にかけて釣り人を熱狂させるソウダガツオですが、これにはマルソウダとヒラソウダの二種類が存在します。

一般的には血合いが少なくクセのないヒラソウダが美味しいとされ、市場でも高く評価されています。

しかし一部の釣り人の間では、実はマルソウダの方が脂が乗って圧倒的に美味しいという密かな噂が囁かれているのです。

実際に釣れたてのマルソウダを適切な処理をして食べると、ヒラソウダを凌駕するほどの濃厚な旨味を感じることがあります。

その魅惑的な美味しさにすっかり取り憑かれ、釣れるたびに調子に乗って何度も食べていた時期がありました。

しかしその慢心が、後に想像を絶する地獄の苦しみを生むことになるとは夢にも思っていませんでした。

ある日、いつものようにマルソウダを堪能した数時間後、全身の皮膚が異常に赤く腫れ上がり、激しい頭痛と吐き気に襲われたのです。

あまりの痒みと焼け付くような苦しさに、文字通り床をのたうち回るほどの凄まじい経験をしました。

これこそが、マルソウダの血合いに多く含まれる成分が変化して引き起こされる、恐ろしいヒスタミン食中毒の症状なのです。

ヒスタミンは一度魚の体内で生成されてしまうと、加熱しても冷凍しても決して消滅することはありません。

釣った直後の氷締めや鮮度管理を少しでも怠ると、誰にでも起こり得る非常に身近で恐ろしい食中毒です。

あの夜の壮絶なのたうち回る苦しみを味わって以来、私は二度とマルソウダを口にすることはなくなりました。

どんなに美味しいという誘惑があっても、あの地獄のような苦痛と引き換える価値は絶対にないと断言できます。

皆様も釣太郎で仕掛けを揃えてソウダガツオを狙う際は、釣れた魚がマルかヒラかを必ず確認してください。

安全に美味しい魚だけを味わうためにも、マルソウダの取り扱いには細心の注意を払うようお願いいたします。

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