釣りが終わったあと、道具や車に「真水をかけるだけ」でどれほど塩害を防げるのか。
実はこの効果は洗うタイミングで大きく変わります。
現場経験と金属腐食データから見た現実的な数値をまとめます。
塩害とは何か
海水に含まれる塩分(塩化ナトリウム)は乾燥すると結晶化し、空気中の水分を吸って金属腐食を急加速させます。
リール・ロッドガイド・車・クーラー金具などが劣化する原因のほぼすべてがこれです。
つまり
「塩が固まる前に洗い流すかどうか」
ここがすべてです。
真水をぶっかけるだけで防げる塩害の割合
実釣現場の検証や防錆の考え方からの目安です。
釣行直後(帰宅後すぐ洗う)
約80〜90%防止可能。
まだ塩が結晶化していないため、表面の塩をほぼ除去できます。
道具寿命が大きく変わるレベルです。
5時間放置後
約60〜70%防止。
乾燥が進み塩が固まり始める。
水だけでは落ちにくくなるが効果はまだ高い。
10時間放置後
約40〜50%防止。
塩が固着し、金属の隙間へ侵入。
水をかけても内部腐食は止まらない。
1日放置後
約10〜30%防止。
すでに腐食開始。
表面の塩は落ちてもダメージは残る。
なぜ時間で差が出るのか
理由は3つ。
・塩の結晶化
・金属内部への浸透
・電気化学反応(腐食反応)の開始
特にリールやガイドの隙間は一度入り込むと水だけでは除去できません。
釣具店の現場で見る「寿命の差」
同じ道具でも差は極端です。
釣行後すぐ洗う人
→ リール5年以上普通に使用
洗わない人
→ 1年以内に回転ゴリゴリ
この差の原因はほぼ塩害です。
真水洗いの正しいやり方
強くこする必要はありません。
・たっぷり流水をかける
・乾燥前に洗う
・リールは軽く水を流す程度
・最後に乾燥させる
これだけで寿命が大きく延びます。
まとめ
真水をかけるだけでも効果は大きいですが、時間との勝負です。
釣行直後 → 約80〜90%防止
5時間後 → 約60〜70%
10時間後 → 約40〜50%
1日後 → 約10〜30%
つまり
「帰ったらまず水」
これが最強の防錆対策です。
釣具を長持ちさせる人は、例外なくここを徹底しています。

